夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

許保呂岐 平福百穂筆

2013-09-27 05:10:50 | 掛け軸
楽天の優勝おめでとうございます。これでま東北も少し元気がでることでしょう。

「FIRST SEASON」の仙台での開幕試合を思い出しました。あれから9年ですか。東北から上京して私も同じ年月を経たのかと思うと感慨深いものがあります。

そういえば、あの試合で関係者だけに配られた「FIRST SEASON」のロゴ入りベンチコート・・・・どこかな


本日は東北にちなんで平福百穂の作品です。


秋田の角館市には平福記念館があり、平福穂庵、平福百穂父子の作品を中心に展示されています。

我が郷土の画家ですが、この父子の作品の贋作の多さは頭を痛めることの一つです。きちんとした鑑定がないと真作とは認められない画家のひとりです。

当方は子供の頃からこの父子の作品を観ているため、まだまだ未熟ですが、素人よりは少しましに真贋の判断が出来るようです。

平福父子の作品となると、ついつい食指が動きます。今までに贋作の入手もありましたが、郷土の画家の絵が手元にあるのは嬉しいものです。

古くから家にあった作品、恩のあった方にゆかりのある作品、大好きな人の病気回復を祈って購入した作品・・、思いはつきないものばかりです。

虫の音を聞きながら、暑い夏から秋への時の流れの早さを感じさせる本作品です。

許保呂岐 平福百穂筆
紙本水墨淡彩 絹装軸 軸先象牙 共箱二重箱
全体サイズ:横485*縦1440 画サイズ:横467*横345




本作品は百穂の最晩年の頃の作。もちろん真作です。



枯淡ながら虫の音が聞こえてきそうな百穂の傑作のひとつといえるでしょう。



箱書に押印されている印章は他の所蔵品*「金剛集仙峯羅紋古紙」と同一です。



*上記の作品は本ブログには未投稿(重要な作品はブログには掲載しておりません)です。

金剛集仙峯羅紋古紙 平福百穂筆
古紙水墨絹装軸共箱 軸先竹節二重箱本象牙
全体サイズ:横653*縦1335 画サイズ:横523*横395




印章と落款から最晩年の頃の作と推察されます。



何故この作品が傑作か?という方は修行が足りないよ




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