夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

木彫 釈迦如来像 

2018-12-06 00:01:00 | 彫刻
仏壇は同じ長野の仏壇店にて2度ほど依頼して製作して頂いたことがあります。二度とも直に仏壇を製作している人に依頼しての特注品です。

ひとつは義父が亡くなった際に古くなった仏壇を新しくしたもの。もうひとつは亡くなった妻を供養するために転勤時にも持ち運べるものを作りました。現在の家にも既存の壇がありますので三つの仏壇を抱えていることになります。

男の隠れ家では古くからある仏壇は兄弟のところに渡しましたので、男の隠れ家では母の供養の仏間は仮仏壇のまま・・。さて仏壇はこれ以上は必要ないとしてもなにか物足りない。そう仮仏壇といえども本尊がないのは・・・。

当方の関わる三家、当家も、亡くなった家内の実家も、現在の家内の実家も、どの家もお寺は違えど宗派は曹洞宗。これは偶然ですが基本的に曹洞宗の本尊はとくに禅宗は本尊はこれとは決まってはいませんが、慣例上釈迦如来、もしくは阿弥陀如来らしい。

ちなみに阿弥陀如来と釈迦如来の関係は、師匠と弟子、先生と生徒に当たります。阿弥陀仏が上、お釈迦さまが下らしい。禅宗は坐禅像が本尊が基本のようです。

木彫 釈迦如来像 
古箱入
本体:幅*奥行*高さ368



なにかいい釈迦如来の仏像はないかと物色していたら、下記の仏像を入手しました。



機械で製作した仏像はつまらないと思いながら、なかなか古い仏像はそこまでの経緯で人の思いが入りすぎているような気配があり、手を出しにくいものです。これは感覚の問題・・・。



一般的に仏師が作った新たな仏像はお値段が高い・・。



そこで出来の良さそうな本作品を入手しましたが、仏像には全く素人で門外漢ゆえ、この仏像の価値は解りません。



この仏像を選んだのはいままでに関わった平櫛田中や市川鉄琅、高村光雲らの聖観音からの経験からの判断です。



それほど古くはなく、格のありそうで、ちょっと大きめの作品を選びました。



聖観音は入手できるのですが、釈迦如来は意外に彫刻家の作品は少ないようです。



ちょっと大きめですので、男の隠れ家に収めるのは仏壇を作る必要がある??



少なくても収める厨子は必要なようです。



現代は仏壇や本尊にこだわる時代ではないかもしれませんが、骨董にこだわる御仁はおそらくこれらにこだわる・・、なお本尊は一つあれば充分。よってますます選択が難しい・・。これも勉強のうち。



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