peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

樹齢約120年南高梅の母樹満開 和歌山、40年ぶり育った畑へ 2022年3月7日(月)

2022年03月07日 | 気候、天気、季節の風物詩

© KYODONEWS 南高梅の母樹の花を見上げる高田智史さん=5日、和歌山県みなべ町

2022年3月7日(月)発行「岩手日報」”樹齢約120年南高梅の母樹満開 和歌山、40年ぶり育った畑へ”という見出しの記事が掲載されています。

 ”和歌山県みなべ町で、梅のトップブランドとして知られる南高梅を世に送り出した樹齢約120年の母樹満開の花を咲かせた。「老後は生まれた地で」と一昨年末、移植先から約40年ぶりに育った畑に戻ってきた。樹勢は弱まったが、懸命の開花だ。
 同町の梅農園経営高田智史さん(64)の園地。母樹は小高い丘の斜面にあり、高さ2メートル余り。2方向に延ばした幹は、添え木に支えられ、樹皮の表面にコケが生えている。例年、満開は2月10日ごろだが、寒い日が続いた今年は大幅に遅れた。
 母樹は、高田さんの祖父が1902年に見つけ、大事に育てていた。それが接ぎ木で他の農家に広まった。”









中国海南省屯昌県のニガウリ(苦瓜) 2022年3月6日(日)

2022年03月07日 | 気候、天気、季節の風物詩
5日、海南省屯昌県の楓木鎮でニガウリを整理する農家の人。(屯昌=新華社記者/蒲暁旭)
 【新華社海口3月6日】中国海南省屯昌県の楓木鎮ではニガウリの収穫期を迎え、地元の農家が収穫に追われている。同県は、地元の名産「楓木苦瓜」の栽培に力を入れることで、農村部の振興を後押ししている。

(下2つ)海南省屯昌県の楓木鎮にあるニガウリ畑。(小型無人機から、屯昌=新華社記者/蒲暁旭)



海南省屯昌県の楓木鎮で買い付けたニガウリを箱詰めするバイヤー。(屯昌=新華社記者/蒲暁旭)


(上と下2つ)海南省屯昌県の楓木鎮でニガウリを収穫する農家の人。(屯昌=新華社記者/蒲暁旭)





『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』竹(タケ) 2022年3月6日(日)

2022年03月07日 | 気候、天気、季節の風物詩
【写真】60~120年に一度しか咲かない竹の花

日本の草花を四季に応じて紹介する『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』(著:田中修 絵:朝生ゆりこ 中央公論新社刊)から、いまの季節を彩る身近な植物を取り上げ、楽しく解説します。今回のテーマは「【竹】」です。
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キク、ウメ、ランとともに「四君子」に選ばれている

タケは、まっすぐにすくすくと伸びる成長力と、厳しい寒さの中で緑を保つ生命力を身につけています。
そのため、この植物は、縁起のよいものとして、年の初めに、お正月飾りの門松として、マツとともに用いられます。
タケは、冬には、「松竹梅」の仲間とともに寒さに耐え、春には、「端午の節句」で活躍します。これは5月5日の「菖蒲の節句」ですが、タケはのぼり棒として鯉のぼりを支え、お祝いの若竹煮では、タケノコが調理されます。7月7日の「七夕(しちせき)の節句」は「笹竹の節句」ともいわれ、タケはササとともに、「七夕(たなばた)まつり」の主役を務めます。
芸術の秋には、この植物は、掛け軸や屏風などの画題となって目立ちます。高潔な美しさや気品と風格に満ちた様子を君子にたとえられる「四君子」に、キク、ウメ、ランとともに選ばれており、その姿が描かれます。また、水墨では墨竹画として主題になります。
 このように、この植物は、四季折々に欠かせぬ存在ですが、それだけではありません。タケは、生涯を通して、私たちの身近にいます。
子どものころから、身近な暮らしの素材として、竹とんぼ、竹馬、釣り竿など、遊びや趣味などに使われます。
大人になれば、生活の中で、お箸、ざる、火吹き竹、物干し竿、すだれ、うちわや扇子の骨、和傘の骨や柄、タケの皮などで、生活をともにします。楽器としても、尺八で使われます。
また、健康を朱色の「朱竹(しゅちく)」に託して、衣服にあしらわれたり、色紙画として飾られたり、絵画に描かれたりして、「家内安全」「子孫繁栄」「健康長寿」などが願われます。
高齢になると、背中などの手が届かないところがかゆいとき、掻くのに使う「孫の手」のお世話になります。

タケノコは、いつタケになる?
タケは、縄文時代から日本で生育しており、身近にある植物なので、多くの人にいろいろな疑問がもたれます。
よく抱かれる疑問の1つ目は、「いつ、タケノコはタケになるのか」です。タケノコは、タケの皮をかぶっています。成長するにつれて、皮がはがれていきます。全部の皮を脱ぎ終わったときに、「タケ」とよばれます。
2つ目の疑問は、「タケとササの違いは、何なのか」です。タケは、タケノコからタケになるときに、皮をすべて脱ぎ捨てます。それに対し、ササは、いつまでも皮をつけています。これが違いです。 
3つ目の疑問は、「タケの花は、咲かないのか」です。タケは花を咲かせますが、60年、あるいは、120年ごとといわれます。そのようにタケの花が咲くのはめずらしいので、何年ごとに咲くかは、正確にはわかっていません。
私たちが普通に食べるタケノコをつくるモウソウチク(孟宗竹)というタケでは、きちんとした記録が2例残っており、それによると、67年ごとになっています。
ただ、だからといって、タケの花を見るときに、「もう一生見ることができない」とせつない気持ちになる必要はありません。タケは、日本に100種類以上あり、どこかで、どれかの種類がほぼ毎年咲いています。また、一部の地域だけで、数年間、咲き続けることもあります。
花の咲く時期は、梅雨の前後が多いですが、突然、冬に咲くこともあります。

成長が速い理由は
「朝に、小さい子どもがタケノコ掘りについて行き、地面に突き出たタケノコの先端に帽子をかぶせて、夕方まで遊んで帰ろうとしたら、タケノコが伸びていて、子どもが帽子に手が届かない」という話があります。これは、タケノコが1日に1メートル以上も伸びることを象徴するものです。
タケノコがこのように速く伸びる現象については、3つの理由が考えられます。
1つ目は、タケノコのときにいくつもできている節目の間が、それぞれ少しずつ伸びるからです。タケノコでは、先端が地上に顔を出したときに、すでに多くの節(ふし)があります。1つの節の間の伸びが少しずつであっても、節目が多くあるので、合計すると伸びが大きくなるのです。
2つ目は、栄養が効率的に使われることです。多くの植物は、茎を太らせながら伸びます。ですから、栄養は、太くなるためにも、伸びるためにも必要なのですが、タケの太さは、タケノコのときにすでに決まっています。
タケの栄養は、肥大するのに使われることはなく、ただ上に伸びるためだけに使われます。しかも、伸びるタケの中は空洞ですから、背丈を伸ばすために栄養が効率的に使われます。

© 婦人公論.jp タケの太さはタケノコの時にすでに決まっている

根で親兄弟とつながっている

3つ目は、タケが伸びるための栄養は、自分でつくるのではなく、地下でつながっている親や先に生まれた兄弟のタケから送られてくるのです。「根でつながっている」と表現されることもありますが、竹林の土の中に張りめぐらされているのは、土の中を横に伸びる茎である「地下茎(ちかけい)」というものです。それが新しい個体を生み出してきます。生まれてくるのがタケノコです。


もともとある節目を強いものにして成長する
タケは、成長過程において、茎にある節を強くしながら、上を目指して伸びます。古くから、この姿は多くの人々を励ましてきました。
入学、就職、転勤などの季節には、新しい生活に臨む人々への励ましの言葉が、人生経験の豊かな人や有識者の方々から贈られます。その中に、人生をタケの成長にたとえ、次のような内容の贈る言葉がよく使われます。
「人生で出会ういろいろな試練は、成長するタケの節目に似ています。タケは、節目をつくりだしながら、上へと成長します。大切なのは、いかに強い節目をつくりだすことができるかです。人生もタケと同じで、いろいろな試練に出会って、強い節目をつくれた人は、強く生きることができるようになります」という趣旨のものです。
新しい生活への挑戦を、タケの成長に見立てると、人生の試練は、そのタケを支える節目を強くする役割と考えられます。試練に出会って強い節目をつくることができれば、人生をたくましく生きていくことができるはずです。ですから、この内容は、若い人たちに贈る言葉として、ふさわしいものです。
ただ、このように、タケの成長を人生にたとえるときには、注意しなければならないことがあります。「タケは、節目をつくりながら、成長する」と思われがちですが、そうではないことです。タケの節目は、生まれてすぐのタケノコのときにすでにつくられているのです。
ですから、成長するにつれて、節は強くなるだけです。タケノコのときにできている節目を強いものにして成長するのは、タケにとっても大切です。ですから、この贈る言葉のように、試練に出会い、節目を強くしながら、新しい生活の土台にしていくことは大切です。
その意味を込めて、贈る言葉として、「タケは、強い節目をつくりだしながら」ではなく、「タケは、節目を強く丈夫なものにしながら」という意味を強調しなければなりません。


© 婦人公論.jp 人生をタケの成長にたとえる時には注意が必要
タケ(竹)
[科名]イネ科
[原産地]東南アジア
[花言葉]節度、節操のある


岩手県立花きセンターの多肉植物・福だるま 2022年3月3日(木)

2022年03月07日 | 気候、天気、季節の風物詩


「福だるま」
葉はぽってりと厚みがあり、表面は触るとしっとりとしています。


花きセンター場内マップ

岩手県立花きセンター(岩手県金ケ崎町六原)の2022年3月2日更新「花みごろ」というWebサイトに多肉植物・福だるまが紹介されています。

”3月に入り、外を歩くと、顔にふれる空気が少しずつ暖かく感じるようになりました。音の変化もあります。積もった雪が少しずつ解け始め水になって流れていくやさしい音、朝から日差しがあると聞こえてくる小鳥の鳴く声。厳しい冬の間には聞こえなかった音です。春に向かって一歩ずつ近づいている様子が感じられます。
温室では、クリスマスローズ、原種シクラメン、洋ラン、クンシランが咲いています。今回は温室の植物をご紹介します。”

温室:花の館温室:南緯40度温室