2018年9月6日(木)、妻が一関市中里のコープコルザ(いわて生協一関店)に用事があって出かけたので、会合の間、一関市中里市民センターの方まで散策しました。散策した広い道路沿いにある民家の庭に植栽されているウメモドキ(梅擬)が赤く色づいた実を沢山付けていました。
ウメモドク(梅擬)モチノキ科 モチノキ属 Ilex serrata
山中や湿地に生え、赤い実が枝いっぱに付いて美しいので、庭木としてもよく植えられている。よく分枝して高さ2~3mになる落葉低木。若枝には毛がある。葉は互生し、長さ4~8㎝の楕円形または卵状披針形で、先は鋭く尖り、基部はくさび形。縁には細かい鋸歯があり、両面とも光沢はない。表面にはわずかに毛がある。裏面は短い軟毛があり、特に脈上にはやや長い毛が密生する。6月頃、葉腋に淡紫色で直径3.5㎜ぐらいの花が咲く。雌雄別株。雄花は7~15個が集まってつき、雌花は1~7個ずつつく。花弁は卵形で5個ある。萼片は4~5個で縁に毛がある。雄花には雄しべが4~5個と退化した雌しべがある。雌花では緑色の子房が目立ち、周りに退化して小さくなった雄しべが4~5個ある。
果実は直径約5㎜の球形で赤く熟し、晩秋から初冬にかけて葉が落ちた後も枝に残るのでよく目立つ。小鳥が好んでこの実を食べる。花や果実が白色の品種をシロウメモドキleucocarpa,果実が黄色の品種をキミノウメモドキf.xanthocarpaという。用途:庭木、公園樹、盆栽、花材。分布:本州、四国、九州、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
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