2011年5月14日(土)、「東山植物友の会」(鈴木四郎会長)主催の「第32回山野草展」が、一関市立松川公民館(一関市東山町松川字町裏ノ上8-2)で開催されましたので見に行ってきました。会員たちが丹精込めて育てたアツモリ草、エビネ、山野草などが沢山展示されていましたが、それらの中に数点のクロユリ(黒百合)がありました。
クロユリ(黒百合) ユリ科 バイモ(フリチラリア)属 Fritillaria camtschatcensis
高山帯の草原に生える多年草。高さ10~30㎝。花は茎頂に1~数個付き、悪臭がある。うつむきがちに咲き、花被片には暗褐色の網目模様がある。葉は披針形で3~5枚が輪生し、(上部では互生)、数段に付く。花期:6~8月。分布:北海道~本州(中部地方以北)
栽培:春先から日に当て、花後は半日陰、夏は涼しい場所で管理する。夏に地上部が枯れるが地下では鱗茎が生長しているので、忘れずに灌水し、液肥も与える。植え替えは秋に行い、赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などを用い、表土から約2㎝下に鱗茎を植え付ける。増殖は新しくできた子球を切り離して植えるか、鱗片をはがして植える鱗片挿しによる。実生もでき、タネを採り播きすると翌年発芽するが、開花まで5~6年かかる。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]
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