(上)小枝の左上の赤い芽のようなものは雌花で芽鱗に包まれたまま咲く。右側の長く垂れ下がっている花序に密についているのは雄花。
2016年3月17日(木)、北上市の「詩歌の森公園」に行きました。今年は例年になく暖かな日が続いていて、北上市中央図書館の裏側に植栽されているハシバミ(榛)が、花を沢山咲かせていました。
ハシバミ(榛)カバノキ科 ハシバミ属 Corylus heterophylla Fischer ex Besser var.thunbergii Blume
特徴:丘陵地の日当たりのよい所に生育する雌雄同株の落葉低木。茎は基部から多数出て叢生し、高さ2~5mになる。葉は柄があり互生する。葉身は広倒卵形、先は切ったように急に鋭く尖る。
花は4月、葉が出る前に開花する。雄花序は、前年から枝上に現れ、開花時は黄褐色で、長くひも状に垂れる。雌花序は、雄花の花序より下部の枝に付き、頭状で小さく、鮮紅色の花柱が束になって突き出ているだけである。
果実はほぼ球形、葉状の総苞が鐘状に包んでおり、食用となる。
分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では丘陵地の林縁に見られるが少ない。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦 編著)より]
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