2015年3月31日(火)、一関市立大東図書館(摺沢字新衛門土手)から100mほど離れた所にある民家の玄関前に植栽されているジンチョウゲ(沈丁花)が、甘く濃厚な香りを漂わせながら、外側が紅紫色で内側が白色の花を沢山咲かせていました。
ジンチョウゲ(沈丁花)ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属 Daphne odora
中国原産の常緑低木。日本には室町時代に渡来し、早春の花として広く親しまれている。寒さにやや弱いので、東北地方の南部以西に植えられている。高さ1~1.5mになる。基部から密に分枝して形のよい球状の樹形になる。樹皮は暗褐色で非常に強い。葉は互生し、長さ5~10㎝の倒披針形で縁は全縁。厚い革質で光沢がある。3~4月、枝先に香りのよい花を10~20個頭状につける。花には花弁は無い。萼は肉質の筒形で先が4裂して広がり、花弁のように見える。外側は紅紫色で無毛。内側は白色。雄しべは8個あり、萼筒の上部に4個ずつ上下2段につく。雌雄別株。日本には雄株が多いが、稀に果実をつける株がある。果実は直径1㎝の楕円形で赤く熟す。挿し木で簡単に殖やせる。和名は花の香りをジンコウ(沈香)とチョウジ(丁字)の香りにたとえたもの。なお、園芸種にフクリンジンチョウゲ(覆輪沈丁花)cv.Marginata:葉のふちに白色の不規則な覆輪が入る。やシロバナジンチョウゲ(白花沈丁花)cv.Alba:花が白色の品種がある。用途:庭木、公園樹、鉢植え。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
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