2011年11月18日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の本館(管理棟)の「展示室」に展示されているシクラメンなど見に行きました。様々なシクラメンのほかにもホソバモウセンゴケほか数種類の植物が展示されていました。
モウセンゴケ科 モウセンゴケ属 Drosera:世界中に約90種があるが、その半分以上はオーストラリアにある。日本にもある。葉の表面に、粘液と消化酵素を分泌する毛が密生しており、昆虫を捕らえて消化吸収する。
種類:ビナタbinataはオーストラリア、ユージーランドに広く分布する。葉身が2枚のものをサスマタモウセンゴケと呼ぶが、植物学的には同じ種類とみなされる。カペンシスcapensisは南アフリカ原産で、強健。「アフリカナガバノモウセンゴケ」の名がある。
管理:葉挿しで殖やす。表面を上にして水苔の上に並べる。植え替えは2月中旬~下旬。暖地産の種は凍結させない。肥料は不要。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]
モウセンゴケ(毛氈苔) モウセンゴケ科 モウセンゴケ属 Drosera rotundifolia
葉に赤みを帯びた腺毛が密生しているので、群生すると赤い毛氈を敷いたように見えることからこの和名がある。山地~亜高山の日当たりのよい湿地に生える多年草。葉はすべてロゼット状に根生し、幅5~20mmのほぼ円形で、長い柄がある。6~8月、高さ15~20cmの花茎を伸ばし、上部に白い花を総状につける。花序は初めワラビのように巻いているが、開花するにつれて真っ直ぐに伸びる。花は直径1~1.5cmで、花序の片側にだけつく。花弁は5個ある。モウセンゴケ属はすべて食虫植物で、葉に密生した腺毛から粘液を出して虫を捕まえる。虫を捕まえると腺毛と葉が虫を包み込んで、腺毛から消化酵素を分泌する。分布:日本全土。
ナガバノモウセンゴケ(長葉の毛氈苔) モウセンゴケ科 モウセンゴケ属 Drosera anglica
亜高山の湿原に生える多年草。名前の通り、葉が細長く、長さ3~4cmで、基部は次第に細くなって葉柄に続いている。花期は7~8月。花茎は高さ10~20cmになり、上部に白い花を数個つける。花は直径1~1.5cm。分布:北海道、本州(尾瀬)。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]
http://kent.la.coocan.jp/D_indica_ex1.htm [ナガバノイシモチソウ(ホソバノモウセンゴケ)]
http://kometyan.cool.ne.jp/shinsennuma0407/shinsen2.html [モウセンゴケほか]
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