peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)

2007年05月21日 | Weblog
東山植物友の会のレブンアツモリソウ(礼文敦盛草)
 2007年5月12日



2007年5/12(土)、一関市東山町松川の松川公民館で開催中の
東山植物友の会(鈴木四郎会長)の山野草展を見に行ってきまし
た。「キバナアツモリ」と書かれた植物が展示されていました。

かなり濃い黄色の花をつけていましたので、もしかしてこういう
名の植物もあるのではないかと思って、「キバナアツモリ」でイ
ンターネット検索をしましたが、「キバナノアツモリソウ(黄花
の敦盛草)」しか出てきませんでした。
しかし、この植物は緑黄褐色の花をつけるので、これではない
ようです。
やはり「レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)」ではないかと思い
ます。





レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)ラン科 アツモリソウ属
Cypripedium macranthum var.rebunense
北海道の礼文島(礼文島)にのみ自生する野生のランで、
アツモリソウの変種。礼文島の海岸のやや湿った草地に生
え、草丈は25~40cm程度。

花の色は淡黄色・クリーム色で、5~6月に開花する。側弁花
は広卵円形で先が短く尖り、長さ3.5~5cmの袋状の唇弁を
抱きかかえるような姿が目立つ。

かつて島内各地で咲き乱れていたが、礼文島の大部分を
焼く大きな山火事が起き、木々に埋もれるように咲いて
いた花が人目に露出したため、盗掘に遭って数は激減し、
現在では北鉄府地区の保護区「レブンアツモリソウ群生地」
以外はほとんど見られないという。

1994年に「特定国内希少動植物種」に指定されており、
現在では許可なく採集・販売などはできない。しかし園芸
的に人気のある種類だけに、複数の民間業者が国の許可の
もとに人工増殖を手がけており、少数ながら安定した苗の
生産・供給がなされている。
ただし残念ながら、アツモリソウ同様に暖地での栽培はき
わめて難しく、これらの苗が一般普及するには至っていない。

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