peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

真湯のブナ(橅)の黄葉

2006年11月01日 | Weblog
10月30日(日)、東北自動車道・一関ICから国道342号線で西の方約25kmのところにある真湯温泉のあるところまで行ってきました。

画像は、真湯温泉から500mぐらいのところにある冬季・積雪時に通行止めにするゲートですが、すぐそばに公衆トイレと無料駐車場があります。(今年は、11月7日に閉鎖するとか)

 画像は、東北森林管理局・岩手南部森林管理署の「真湯自然観察教育林」の区域を示すものですが、ここには、ブナ(橅)やカツラ(桂)、ミズナラ、ケヤキなどの巨樹・巨木が沢山残されており、春夏秋冬楽しめます。

画像は、真湯山荘があるところに生えているブナ(橅)の黄葉ですが、今では、このような低地にあるブナの木は珍しいということです。

 真湯温泉は、これから須川高原温泉に向って急勾配の山岳道路になる手前のごく低い丘陵地帯にあります。酸性の強い須川温泉に入ってから山を下り、真湯温泉のアルカリ性のやわらかな湯に入って湯治を終えることから、昔から「須川の直し湯・上がり湯」として親しまれてきたそうです。

画像は、一関総合保養センター・真湯温泉・真湯山荘ですが、温泉健康センターも隣り合って建っています。それぞれに大浴場があり、共通入浴券でどちらの浴場も利用することが出来ます。また、真湯山荘のほうには、露天風呂もあります。

 詳しいことは、下記のWebサイトにアクセスしてみてください。
 
  http://www.ichinoseki-net.jp/onsenkyo/shinyu1.html



画像は、ブナの実が落ちてしまった後の殻斗
 ブナ(橅)ブナ科 ブナ属 Fagus crenata 
 深山に生える落葉高木で高さは30mぐらいになる。樹皮は灰白色でなめらか。
葉は有柄で互生し、長さ5~8cmの卵形で質はやや厚く、裏面脈上のみ毛がある。秋には黄色く色づいて美しい。

 5月ごろ、葉と同時に開花。雄花序は垂れ下がり、雌花序は上を向く。

 果実は卵形の堅果で、やわらかい刺(トゲ)におおわれた殻斗に2個ずつ包まれていて、短い柄の先に上向きにつく。熟すと、殻斗は4つに割れる。堅果は長さ2cmほど。ソバの実のような形をしている。

 分布:北海道(渡島半島)、本州、四国、九州

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