世界遺産 特別史跡・特別名勝 毛越寺(もうつうじ)に行ってきました。6/20~7/10の日程で「あやめまつり」が開催中でしたので見に行ったのでしたが、例年に比べて遅れているとかで、花の最盛期には未だ間がありそうでした。
(上)毛越寺有料駐車場の所に建ててある毛越寺案内図には、入場するときに渡されたパンフレットに記載されている「臨池伽藍跡と浄土庭園」とほぼ同じものが描かれていました。入場口(拝観券発行所)を入り、左側にある①宝物館から⑰出島と池中立石(ちちゅうたていし)までが順路になっているようです。
http://www.motsuji.or.jp/ [特別史跡・特別名勝 毛越寺]
http://www.motsuji.or.jp/matsuri/data04.html [毛越寺:祭り・あやめまつり]
(上)①宝物館:毛越寺一山に伝わる平安期の仏像、書籍、工芸品、発掘遺品、調査資料、延年の舞用具などを陳列している。
(上)②芭蕉夏草の句碑:元禄3年(1689)旧暦5月13日、高館を訪れた松尾芭蕉は、悲運の武将源義経公主従を偲び次の句を詠んだ。「夏草や 兵どもが 夢の跡」。
(上)新渡戸稲造氏が英訳した芭蕉の句「夏草や兵どもが夢の跡」を刻した句碑。
(上)③本堂:毛越寺一山の本坊。本尊は薬師如来(平安時代作)、脇士日光・月光両菩薩を安置。
(上)④南大門跡(なんだいもんあと):毛越寺の正門であり、両脇に仁王像を安置し、正面に「金堂円隆寺」の勅額が掲げられていた。また門の左右には築地塀が廻らされていた。礎石12個が完存する。
(上)毛越寺伽藍復元図。
(上)⑤大泉ケ池(おおいずみがいけ):塔山を背景に仏堂の前に造築された庭園で、池には南大門から中島、さらに円隆寺へと続く2つの橋が架けられていた。池は海を表現していて、汀には洲浜、荒磯、築山など海浜の景趣が配されている。
(上)⑥築山(つきやま):洲浜・出島と対応の位置にあり、海岸に迫る岩山を表現している。
(上)開山堂(かいさんどう):毛越寺開山慈覚大師をお祀りするお堂で他に両界大日如来像、藤原三代の画像を安置。
(下)5つハナショウブ(花菖蒲)の’古代紫’Iris ensata cv.Kodaimurasaki ではないかと思います。
アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris:北半球の温帯を中心に約300種が分布する。主に根茎または球根をもつ多年草。葉は剣状または線状で、花は茎に頂生し、鞘苞内に1~数花をつける。
ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensataノハナショウブ(野花菖蒲)I.ennsata var.spontaneaから改良された園芸種。江戸中期に園芸化がはじまり、江戸系、肥後系、伊勢系と、近年育成されたキショウブ(黄菖蒲)I.pseudacorusとの種間雑種の黄色品種、花被片の丈夫な外国育成品種などがある。
花形は、外被片のみ大きくなり内被片のあまり発達しない三英咲き、内、外花被ともに発達した六英咲きと、玉咲き、爪咲きなどの変化咲きがある。主として江戸系は庭園用に、肥後系と伊勢系は鉢物用に育成され、肥後は六英、伊勢は三英咲きを主とする。丈夫でより色彩の豊かな大輪が求められている。
花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白、さらにこれらの絞り、ぼかし、覆輪、斑、筋や、半八重、八重、花被片の縮み、波打ち、下垂などがある。栽培:繁殖は株分けによる。花期:5月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
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