2016年4月16日(土)、いちのせき健康の森(一関市厳美町字祭畤251)主催の自然観察会(ミズバショウを観よう)が開催されたので参加しました。この催事は毎年行われており、私は5回目ぐらいです。例年になく暖かかったようで、いつもは積雪が沢山残っている山道も、全然ありませんでした。そのせいかミズバショウ(水芭蕉)の葉が伸びすぎて、昨年のように見事な花(仏炎苞)は少ししか見られませんでした。なお、この催事は明日(4/17、日曜日)も実施されます。
水芭蕉を観に行く前に「イワウチワ(岩団扇)が咲いているので案内する」と第一駐車場に
近いブナ林に案内されました。昨年ほどではありませんでしたが、岩団扇が花を咲かせていました。また、昨年千田さんから白花岩団扇の生育場所を教えていただいたのですが、今年も花をつけていました。このような珍しい花の生育場所を教えると直ぐ掘り取って行く人が
いるそうですが、そのままそこに置いて、みんなで末永く楽しみたいものです。
イワウチワ(岩団扇)イワウメ科 イワウチワ属 Shortia uniflora
山地に生える小形の多年草。岩場に多く、葉が丸くてウチワ(団扇)のような
形なのでこの名がある。葉は長い柄があり、直径2.5~8㎝のほぼ円形で、厚
くて光沢があり、縁には波状の鋸歯がある。先はやや凹み、基部はハート形。
花期は4~6月。高さ3~10㎝の花茎の先に淡紅色の花を横向きに1個つける。
花は直径3㎝ほどで、縁には細かい切れ込みがある。葉の形や大きさは変化が
多い。分布:本州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
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