Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

再開は容易ではあるが

2021-05-05 | 文化一般
水曜日は晴れそうなので一っ走りできるか。週末には25度を越えそうだが、それまでは肌寒い。朝一番で銀行に行かないと現金が無い。

どうもパン屋のマイスターリンが病気か妊娠で休んでいる。パン屋のご主人さんはパン工場で主任さんか何かで平日の工房には入れない。だから彼女がミドルティーンの時から修行して切りまわしていた。一人出産しているのは分かっているのだが、一度病気になったとかで、今回も気になるところだ。

それで臨時に入っているのはご主人の仲間のような親仁で、なるほどここ暫く少しづつ味や焼き上がりなどが変わっていた。同じ材料で同じレシピ―を使っても変わるのが手作りだ。最も変わるのが甘いもので、最近は若干手が出なかったのも冬場だけという事では無く、やはり太った女性が作りそうなスイ-トと親仁のそれは自ずから違う。

それで今まで見たことが無かったトルテを購入した。チョコレートであるが、やはりザッハートルテとは異なる。悪くはなかったが、女性が作って手が止まらないというようななにか途方も無いような食欲という色気が無いのである。それ故に彼女は病気しているのだと思わせるような魅惑的なそれに欠ける。

もともとスイート好きであるが、コロナ禍でワインをあまり開けないようになって、アルコール量や頻度を抑えるようになってから、又接し方が変わった。要するに甘いもの無しには生きていられなくなっている。アルコールでのカロリー補給を糖で摂っているのである。体重は超過していて中々落ちない。アルコールが抜けるとそれはそれなりにいいとは思うのだが、どうも一長一短である。

ミュンヘンから第一報が入った。折からの新規感染指数低下と今後の明るい展開見通しが出た後で、バイエルン州ゾーダー知事が劇場や映画館の再開を指数100以下での決断を宣言した。これで週末若しくは来週からでも劇場も再開できることになった。現実にはミュンヘンが112と越えているので数日を要するだろう。しかしここワイン街道も素早く15程一挙に落ちた。今後の予想は接種関係無しに指数関数的な減少をして、接種数が四割ほどに達する中旬に少なくとも月末には最早新感染者数が意味を持たなくなりそうである。

その報を受けてミュンヘンのオペラのバッハラー支配人はやるとなったら木曜日のストリーミングからでも観客を入れる準備はできるとした。後半には6月末新制作初日と今年のオペルンフェストシュピーレの開幕を飾る「トリスタンとイゾルテ」の準備が始まり、その間にも二つほどの新制作がなされる。ここまで来たならば6月の既に希望を出しているもの以外にもミュンヘンへと出かけられるのではないかと準備をしたい。

但し、入場の為のテストをしても人数制限などが一挙に500人へとなるのかどうかは現時点では定かではない。しかし5月末までには配券を済まし、中旬には準備に入るとすれば、一両日には発表されるものと期待する。空調能力からすれば500人は全く問題が無い筈だが、先ずはそれで配券するのか。6月からは海外からの旅行者を受け入れるようになるので、それを入れて抽選になるので、五回公演2500枚からの当選率はとても低くなる。実際にはルツェルン音楽祭でもやったように、籤を引いてから、渡航の為の接種などの事情から購入希望を再度問いただすことになるのかもしれない。少々の手間をかけても数が少ないので捌ける。

そのような塩梅で、先ずは運試しをしてみても良いかと思っている。

ザルツブルクの聖霊降臨祭の記者会見の報を読んだ。注目していたのだが、英国からのガーディナーが入出国の関係で来れないとかでプログラム変更になっている。なによりもドイツからの聴衆を期待できないので、配券などもやり直しになっているのだろう。

市松模様状の座席で半数しか入場出来なくなっていて、昨夏よりも厳しくなっていて、FFP2マスクを常時着用と更にソーシャルディスタンシング2mが明記されている。恐らく今夏の音楽祭も必ずしも完全開放どころか昨年よりも面倒な点が増えるだろう。



参照:
四回目のキャンセル 2021-04-25 | 雑感
コロナ収束への工程表 2021-03-17 | 生活
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