フランクフルトターアルゲマイネ新聞経済欄の一面コラムにある。「不可思議な国、日本」と題して、ソフトパワーと称するマンガやゲーム等の輸出で豊かさを示していた日本はコロナ前はその海外旅行者受け入れでも2003年の三倍にもなっていて、アベノミクスの成果とされていた。しかし、コロナが始めって今も入国を制限している。留学生の締め出しだけでなくて、外国企業も日本での今後の活動を考慮しなければいけなくなってきた。貿易ゆえのこれは一時的な経済的損失に止まらずに後を引くだろう。もしかすると次の宣伝スローガンは「不可思議の国」となるのだろうかと結んでいる。
足の調子は日一日と良くなっている。しかし未だ走れない。週明けには普通の靴が履けるかどうかだ。そうなれば運動が出来るだろう。しかし軽く再開しないと再び腫れそうな気がする。
それ以上に運動不足が全身症状を悪くしていて、節々が凝って来ていて、更に全身バランスが悪いのでふらふらする。コロナによる後遺症を思わせるような塩梅だ。更に息苦しさや平静にしていても心臓への負担を感じたりと急に病人のような気持ちになってしまう。
金曜日はミュンヘンの新しいホールから生中継があった。音が硬い、マイクロフォンセッティングもまだ整っていない、更に微調整も整っていないようだが、少なくとも放送で聴く限りは決して音響のいいホールではないと思う。これも豊田の設計で、ハムブルクのエルフィーしか他には知らないが、やはり響きが悪い。設計者の好みなのかもしれないが、音色傾向でいうとサイモン・ラトル指揮ベルリナーフィルハーモニカーのつるつるに磨いた音に近い。この音色を芸術的と思う人はそれ程多いとは思わない。少なくとも現代音楽部門でもこういう音響は必ずしも肯定的には受け止められない。
地元の放送局BR交響楽団にデビューしたユジャ・ワンも35歳の様で、もう今出来上がっていないものは今後に期待できるような年齢ではないと思う。その意味からもそのリストのピアノも大変立派であって、今まで聴いた中でも良いと思った。再度リヒテルやホロヴィッツの録音などとも比較してみたい。
伴奏をつけているのはイタリア系英国人のパパーノで、オペラを得意としている指揮者である。劇場でも批判されているようにあまりにも鳴らし過ぎていて喧しい。管弦楽の音が潰れている。先日もヴィーンでプッチーニを振っていた指揮者も酷かったが最近は奈落で鳴らしっぱなしにするオペラ指揮者も増えてきたのだろうか。昔から音楽に関わらず公演でも何でも如何に小声で人の聞き耳を引き付けるかが技とされているが、一体こういう指揮者たちは何を考えているのだろうと思う。要するにピアニッシモで通る音を楽団から引き出せない下手な指揮なのだ。ホールの音響のせいにしてもらっては困る。
それでもドイツ語も結構話し慣れているようで、なぜなのだろうと思う。Wikiによるとバレンボイムとバイロイトやギーレンの下でアイスタントなどもしていたので、その頃にドイツ語を学んだのだろう。ミュンヘンの後任にも請われていたが、この指揮の音楽監督ならば高度な音楽劇場化は無理だったと思う。
参照:
藤四郎の支配人なんて 2022-01-10 | 文化一般
課題を徹底的にやる? 2018-10-28 | 雑感
足の調子は日一日と良くなっている。しかし未だ走れない。週明けには普通の靴が履けるかどうかだ。そうなれば運動が出来るだろう。しかし軽く再開しないと再び腫れそうな気がする。
それ以上に運動不足が全身症状を悪くしていて、節々が凝って来ていて、更に全身バランスが悪いのでふらふらする。コロナによる後遺症を思わせるような塩梅だ。更に息苦しさや平静にしていても心臓への負担を感じたりと急に病人のような気持ちになってしまう。
金曜日はミュンヘンの新しいホールから生中継があった。音が硬い、マイクロフォンセッティングもまだ整っていない、更に微調整も整っていないようだが、少なくとも放送で聴く限りは決して音響のいいホールではないと思う。これも豊田の設計で、ハムブルクのエルフィーしか他には知らないが、やはり響きが悪い。設計者の好みなのかもしれないが、音色傾向でいうとサイモン・ラトル指揮ベルリナーフィルハーモニカーのつるつるに磨いた音に近い。この音色を芸術的と思う人はそれ程多いとは思わない。少なくとも現代音楽部門でもこういう音響は必ずしも肯定的には受け止められない。
地元の放送局BR交響楽団にデビューしたユジャ・ワンも35歳の様で、もう今出来上がっていないものは今後に期待できるような年齢ではないと思う。その意味からもそのリストのピアノも大変立派であって、今まで聴いた中でも良いと思った。再度リヒテルやホロヴィッツの録音などとも比較してみたい。
伴奏をつけているのはイタリア系英国人のパパーノで、オペラを得意としている指揮者である。劇場でも批判されているようにあまりにも鳴らし過ぎていて喧しい。管弦楽の音が潰れている。先日もヴィーンでプッチーニを振っていた指揮者も酷かったが最近は奈落で鳴らしっぱなしにするオペラ指揮者も増えてきたのだろうか。昔から音楽に関わらず公演でも何でも如何に小声で人の聞き耳を引き付けるかが技とされているが、一体こういう指揮者たちは何を考えているのだろうと思う。要するにピアニッシモで通る音を楽団から引き出せない下手な指揮なのだ。ホールの音響のせいにしてもらっては困る。
それでもドイツ語も結構話し慣れているようで、なぜなのだろうと思う。Wikiによるとバレンボイムとバイロイトやギーレンの下でアイスタントなどもしていたので、その頃にドイツ語を学んだのだろう。ミュンヘンの後任にも請われていたが、この指揮の音楽監督ならば高度な音楽劇場化は無理だったと思う。
参照:
藤四郎の支配人なんて 2022-01-10 | 文化一般
課題を徹底的にやる? 2018-10-28 | 雑感