Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

旅行のアレンジメント

2022-02-22 | 生活
週明け早々ミュンヘンの三月分ティケット売りに並んだ。大変な番号を貰って収穫無しだった。お目当ては、アカデミーの行うハイドンのオペラでスレキーテが振るので聴いてみたいと思った。初日に拘ったので、何枚出たかどうかわからないが無理だった。その日に合わせて列車で出かけることも検討した。往復で駐車料金を入れても一等でも80ユーロ程でいけることが分かった。それなら価値があると思った。しかし移動時間はマンハイム駅経由で14時間ほど掛かって、車で行くのよりも時間が掛かるぐらいだった。車で行けば170ユーロほど掛かった。その価値はあまりないと思っていた。

バイエルン州は一足先に2Gとして検査は免除している。3月の公演であるからこれはあまり関係ないのだが心理的な影響はあるとみた。要するにより多くのオペラファンが戻ってきた感じがする。3Gを見越して購入した人もいるであろう。

バーデンバーデンからも第二週末の旅行アレンジの案内が出ている。それによると聖土曜日にチェックインして、四つ星パークホテルで歓迎カクテル、三段夕食。

翌日の復活祭朝食後、ガイド付きで皆で祝祭劇場迄散歩。そこでバックステージツアーと軽いスナック。午後は自由時間で復活祭の催し物に参加するなど。夕刻にはシャトル輸送で祝祭劇場へ。「イオランタ」を聴いた後に、そこのアイーダレストランで四段夕食、シャトルでホテルに。

復活祭月曜日は、朝食後に「ロシアの歴史的足跡」と称してカジノへと街観光。夕刻シャトルで祝祭劇場へ「スペードの女王」観劇後に、休憩時のシャムパーニュサーヴィス。再びシャトルでホテルに。

火曜日、朝食後解散。

これらを入れて一人1675ユーロで、一人部屋加算45ユーロ。高いか安いかは何とも言えないが、「スペードの女王」最終日の出来は印象として大きいだろう。音楽に関しては間違いないとしても演出共々成功するかどうかはなんとも分からない。特に今回はキリル・ペトレンコの事実上の監修で初めての舞台作りとなり、そこでも批評されることになる。ある意味ミュンヘンの音楽監督時代以上に矢面に立つ。

バーデンバーデンの祝祭劇場では音楽劇場的にはやれることに限界がある。時間を掛けてもどこまで理想が実現可能かどうかも分からない。目標は年間で世界的に最も注目される公演になるかどうかである。ニューヨークタイムズなども主要なプレスはやってくるのだが、それが何処迄の評価となるかどうか。

奇しくも最初の復活祭となってしまったのだが、チャイコフスキーであることの利点を生かし切れるのかどうか。今回の「スペードの女王」で大成功しないぐらいだと来年以降のリヒャルト・シュトラウスでもその限界を作ってしまいかねないので重要である。やはりある程度の舞台づくりが出来ないと駄目である。



参照:
すっきり気持ちの良い夏 2019-07-18 | 生活
賢い女狐はどうなるのか 2022-01-30 | 女
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする