1969年、八ヶ岳の厳冬期の写真です。
18歳の時にオリンパス・ペンS3,5を買って、あちこちに持っていきました。
Dズイコーf3,5の「つちのこ写真」はいかが。
赤岳の2月です。
大同心、小同心に雪がべったり付いてキレイでした。
40年前のことですが、つい最近のように覚えています。
写真を志す前なので、富士フィルムのネオパンSSかコニパンSSしか使ったことがなかった。
現像はこの頃始めたが、自家フィルム現像は保存状態が良いが、写真屋さんで現像したものは、変質している。昔の写真屋さんの薬品が新鮮じゃなかった可能性があります。ネバネバしていたり、膜が剥がれかかっていたり、ひび割れていたり、そりゃすごいものです。
自家現像は、おっかなびっくり慎重にやっていたからか、今見てもキレイなフィルムです。
ミクロファインという超微粒子現像液から、パンドールのような増感現像液までチャレンジしていました。最近の写真学生達のプリントは、、、私には見てられないくらいです。
40年前の山ボーイ・スタイル!!
ネガを見て自分かと思いました。
プリントを見たら、一緒に登った友人だった。
金属の背負子、帆布製キスリング、綿の登山ズボンに編み上げスパッツ、ウエアーは地味な色です。
ちょうど私も同じような格好をしていたはず、、、。
先輩からいただいたジェラルミンの背負子、、、日本登山の黎明期を屈強の山男達に担がれた由緒ある背負子を、10年ほど前まで私は使っていました。
映画「点の記」よりはずっとましで、ダウンや新しい金属が使われるようになってきた頃だった。
最近の山ボーイとは大違いで、装備にしてもレトロなものだが、体力さえあればグッツがどうであれ、何でもできます。
40年前の2月だったので、、、吐く息が凍るほどでしたが、荷が重もかったたので裸同然の格好で湯気を立てながら横岳に登りました。
若かったなーーー。
ネオパンSSの調子は、今見てもキレイ。
雪のトーンが、これがハーフサイズかと思われるほど、、、。
このプリントは埃だらけで汚い!
赤岳鉱泉か行者小屋だったか?
建て替えたかな?
昨年行った南アルプスの鳳凰小屋&主は健在だった。
山小屋の主は、ひとくせふたくせあるやつばかりだった。知識があって、おらの庭意識があるから、おベッチャラを言わない。
懐かしかった!
ペンのフィルムはハーフサイズで、こんな山の写真を撮るには小さすぎましたが、バシバシ撮れるのでヒモジイ学生には嬉しかった。
オリンパス・Dズイコーはクリアーなレンズ。
人に撮ってもらうとぶれたりして、ハーフサイズだから影響は大。自分で撮るぶんにはしっかり撮るから問題無し。小さいカメラだが素人には難しかったのではないだろうか。
ハーフサイズはホコリと傷、ムラなどがあると致命傷。サイズが小さいだけシビアーです。
むろん、シビアーな撮影に使うカメラじゃないのを使う方が問題かも。
これは春先に鳳凰三山に行った時のもの。南御室小屋の先から雪道になりました。
ペンSの写りはどうですか?
素晴らしいトーンとシャープさです。
オリンパス・ペンSの記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20101105
白黒フィルムをエプソンGTX700で4800dpiスキャン。
市販スキャナーで、ほとんどプリントのような画像ができビックリ。
オリンパス・ペンDの記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070601
ペンS f3.5の記事②
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20101105
ペンEE3の記事
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e8c4a4fefbdbde5fe99678f113811adc?utm_source=admin_page&utm_medium=realtime&utm_campaign=realtime
リコーオートハーフの記事
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070203
オリンパスOM1
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20131226
オリンパス35ED
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20071130