東京は灼熱の暑さだが、南会津地方はどんよりと雨模様で涼しい。
梅雨真っ盛りだった。
というか、真っ暗じゃないですかーーー。
先の戦争の残留敗残兵のようじゃないかーーー。
山に立て籠もってな、、、。
吹きつけるような雨ではないが、防水カメラのレンズに水滴がついて「写りが悪い!」
大雨と聞いていたので一眼レフは置いてきて、ランニングのお供の防水カメラを持ってきたのだ。
この手のカメラは、防水もさることながら、たいていは落下やショックに強い。岩にぶつけてもダイジョーブ。
会津駒ヶ岳の先の中門岳の中腹からは、燧岳、男体山、女体山、さらに遠くの富士山までがチラッと見えた。目指す燧岳は遠いなー。ランニングクラブ南蛮連合の仲間には、1日で山道を100kmも走っていくやつがいます。それこそ、山の中にいても目的地が全く見えないくらいの距離です。
遠望できたのは朝の一瞬だけで、、、この後、雨が降ってきてガスってきました。
残雪は黒ずんできたない。
これが溶けて固まってを繰り返しているから、朝のうちはよく滑る。
夕方近くになると溶けた雪はぐずぐずになってトレイルシューズでも歩けるようになる。
朝のうちはガチガチなので軽アイゼンが必要です。
ばいけいそうの新芽は独特で可愛らしい。
いかにも、高山植物らしいでしょ。
水芭蕉もこんな感じで芽を出してきますねー。
尾瀬と同じように高山の湿地帯なのでコケやシダ類が非常に多い。
シダの競演みたい。
昨日見た可愛らしい葉の大群です。
たぶん、雲の上にチラッと見えるのが燧岳で、今日の予定はあの麓までです。
こんな天候じゃ尾瀬を縦断するのも勿体無い、、、。
この木道がよく滑ること。
雨の日には木道の上を走りたくない!
どんな大転倒があるかわからないですよ〜〜〜。
そうそう、こんな場面ではトレイル・ランニング・シューズや登山靴、ハイキングシューズよりも、、、ランニングシューズの大会本番用の、アシックスで言えばターサーやソーティーのほうがグリップが良い。足の保護は全くないが、濡れた岩や木の上には滅法強かった。ソールについている硬いツブツブがスパイクの役目をするのです。
何年か前に、南アルプスの赤石岳から聖岳を走った時は、そんなグリップの良いシューズで大正解でした。ただし、シューズにかかる捻じれには弱かった。ソールは薄くて痛いし、サイドが劇弱ということです。でも山道を早く走ろうと思ったら、スピード用のランニングシューズが一番だと思う。
シャクナゲの蕾です。
小さいでしょ。
野生のシャクナゲだろうし、高山だから大きくならないのでしょう。
平地で見かけるシャクナゲの2回りぐらい小さい。
これから8月にかけて、高山植物の天下になります。
都会にいて仕事に追われてばかりいると、、、流行に振り回されたり、傲慢な自慢話にうんざりしたり、こんな世界が別世界に思えます。
自然は淡々と厳しいだけ。
高山だけど生命が溢れている。
高山植物は弱いと言われているが、何かで人類が滅びたって、しぶとく数え切れない植物が生き延びるだろう。
キリンテに下りるルートと、御池に下りるルートの分岐にありました。
ちょっとした広場になっていて、ここにヘリで荷揚げするのだろう。
燧岳がずいぶん近づいた。
あの山の麓に尾瀬の入山口の御池があります。
御池からちょっと登り返すと沼山峠に至ります。
這松の新芽がきれいでしょ。
ポヨポヨと黄緑色です。
うちわみたいな大きな葉っぱです。
真ん中が凹んでいるので水が溜まります。
アマガエルの住みかになりそうです。
降雨量の多い植生です。
緑の国でしょ。
これを見ていたら、都会での悩みや考え事など、、、どうでもよくなりませんかーーー。
緑一色でしょー、役満ですよー。
高山植物の花は基本的に、、、小さい。
会津駒ヶ岳は梅雨の中
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b85d314e4fd66b5565e096d2f073a002
会津駒ヶ岳を御池に下りる②
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/f70f0443f30e3da63d9b2bfb21144708