小平農園は農園主さんからいただいた種、苗を植えるだけで、素人でもそれなりの収穫が得られます。
毎週土曜日の10時から農作業の講義があります。
学術的な講義じゃなく、農家さん直伝の野良仕事のポイントを教えていただけます。
これだけでも、すごい価値があるのではないか?
種はどれくらいの間隔で、どれくらいの深さに撒くかとか、水やりは何時どれくらいの頻度でやるか、土に敷く穴が開いているマルチは何のために敷くかとか、寒い時分にはユーラックという保温カバーをかけてやるとか、いろいろな知識が講義から得られます。
講義で教えてもらっても実行するのは私たちで、それがしっかり教えのとおりできないことが多い。
大抵はズボラで怠慢なことですが、あと欲が深くて農園主さんの話を無視して、限られた畑にギュぎゅう詰めにしてしまう事がおおい。
まさに私のことなんですが、農園主さんのいうことと違う間隔で植えると、作物の育ちがてきめんに悪くなります。
適切なことを学ぶんですが、よく深い人はそれを無視して密集させるから、やぶ蛇に収穫が少なくなる。
農園主さんの教えに逆らうと、歴然とはっきりと作物が小さくなり収穫も減ります!
水菜や春菊、小松菜は3cm間隔ほどで種蒔きします。
葉物はこれくらいでちょうど良い。
これ以上密集すると育ちが悪くなります。
サニーレタスは葉が広がるので間隔が広い。
土にかぶせるマルチには1条マルチ、2条マルチ、3条マルチとか穴の数や間隔が異なる種類があります。
マルチを敷くと、耕した土がいつまでもふかふかのままです。
雨降って地が固まるって言葉がありますが、畑の土も耕したばかりの時はふかふかですが、雨風に当たると固くしまってきて作物には良くない。
マルチにはいろんな効能があるんだろう。
大根も1本が15cmにもなるので、各々の間隔は相当取らなければ大きくならない。
せせこましく大根を育てると、形がいびつになったり、細くなったりします。
ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどもてきめんで、葉が大きく育つので広い面積が必要です。
それをケチっていっぱい種蒔きすると、もやしのようなキャベツ、ブロッコリーになったり実がならないこともありました。
12月に入ると寒くなるので、寒さに強い葉物でもユーラックというビニールトンネルをかけてやります。
いわば小さな温室を作ることと同じです。
農園主の話では、、、それらを全部クリーアーして一人前に作物が作れるようになったら、、、大事なポイントは作物の連作を避ける事だそうです。
あとは作物の生育には根が十分に張り、葉が太陽のエネルギーを十分に取り込める間隔が必要だと言っていた。
あと、影になるところに、いくら植えても無駄だよと、、、。
さてさて、最後の収穫に向けて、葉物にユーラックをかけて、ブロッコリーも間引いたし、大根もだいぶ間引いてきた。
収穫が楽しみです。