大内宿に寄り道したが桜には早かった。
会津若松を早朝に出てきたので、大内宿には8:00頃ついてしまい、朝一番の観光客だった。
大内宿の入口から。
早い時間だったので観光客が誰もいないし、村の人もごそごそ起きてきたばかり。
会津若松の桜は満開で見事だったが、、、さすがに山の中で寒いのか桜の開花には10日ほど早い。
なにしろ、2日前に雪が降って積もるんじゃないかと心配したそうだ。
水仙や雑草の緑がキレイだ。
昔、江戸時代の下野街道=会津西街道で日光から会津若松に抜ける重要な道だった。
昔の会津西街道は芦ノ牧温泉(川沿い)を通らずに、大内宿の山沿いに峠越えをしていたみたいだ。
1880年代に日本を単身で旅したイザベラバードがここを通っていったそうだ。
案内板にそのことが書いてあった。
イザベラバードの紀行文にもこのあたりの描写があって、この辺りの日本の景色のキレイさに感動していた。
ただ宿泊が貧弱でノミ、ダニに悩まされたそうだ。
イザベラバードの紀行文のURLを後ろに貼っておきます。
芦ノ牧温泉を流れる川は阿賀川で下流に只見川を合流して阿賀野川になります。
芦ノ牧温泉のあたりは急流だから昔の人は水量の少ない川沿の下野街道で峠越えををしたのだろう。
むらを貫く1本の道路の両側にはこのような水路が作られている。
ここで炊事洗濯がやりやすいように一段下がったステップがある。
よくできた水路です。
山里なので水が豊富だし、傾斜がついているので水はいきよいよく流れていた。
水路は石垣でしっかりと作られている。
ようやくお店が開いてきました。
朝早くて品物を並べている。
こんな観光地では食べ物のバラエティーはない。
お蕎麦一択オンリーーーだけです。
神社はここから500mぐらい離れていた。
雪の積もった時期に行ったことがあります。
これは大内宿の本陣らしいが新しく立て直したのかな?
殿さまたちの宿です。
隣には脇本陣という本陣のスペアーみたいな家があります。
たいていの宿場にはあったらしい。
朝方は閉まっていたが、日曜日なので観光客を手ぐすね引いて待っていました。
以前来たときにネギ一本でおそばを食べようとしたが、、、そりゃ無理でした。
ネギをかじりながらお蕎麦を食べるのが発端じゃないか。
四国のうどんも、有名うどん屋さんではお客さんが自らお店の裏手に生えているネギをとってきて、ネギをかじりながらうどんを食べさせるところがあった。
そこもネギが名物になっていた。
ここは大内宿の上の方です。
この上には2~3軒ぐらいしかない。
大内宿は今ではこの先を過ぎると、パタッと山の中に入ってしまう。
昔は人家がもっともっと少なかったから、人家が見えただけでも旅人はホッとしたことでしょう。
大内宿の上の方のはずれです。
階段を上がっていくとお堂があります。
そのお堂から見下ろした大内宿の全景。
中山道の奈良井宿、妻籠宿、などに比べたら、、、昔の東北は蛮族の住む土地だったので、宿場といってもコンパクトなものです。
近代化に乗り遅れた地域だったので、反対にこのような村が保存されていて、今となっては貴重な歴史財産になりました。
「まめこばち」という日本古来の蜂がこのあたりで生息しています。
果樹などに受粉させるには、この「まめこばち」が欠かせないそうです。
「まめこばち」はミツバチの82倍働くそうです。
冬になると葦の茎の中に入って冬眠でもするのかな。
家々の軒に「まめこばち」用の葦の巣が下がっています。
すごい蜂でしょ!
11時にもなると人が増えてきました。
紅葉のシーズンや夏休みはにぎわいますが、いちばん観光客が多いのは、なんと2月の雪まつりの季節です。
一軒のお店に入って特等席に座った。
行きかう観光客を見ながらお食事だった。
食い散らかしていますねーーー。
400年の歴史ある内装は煤まみれじゃないですか。
観光地はにぎわってこそ観光地だな!
イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e
イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb
イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504
イザベラバードの中国奥地紀行㊦
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1
イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909
2019年2月 大内宿雪まつり1
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e39e3a8848672bb377f9b74e1c03f20f
2019年2月 大内宿雪まつり2
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ea7e04922367452e0ce54900a0190ac1
2015年10月 秋の大内宿
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c8f5cb37980afcc3571270471491dc2
2021年4月 豪華お蕎麦をいただいた
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/1afa64e81b2b413664addb193a5570e5