とある団体さんが
父の古い記事を見つけ出してくれ送ってくれた
1949年に戦後間もなく
日本各地で巡回無料法律相談を
青空の下で椅子2つで始めた時のことです
たぶん今の裁判の結審が遅すぎて
どなたかがそれに異論を唱えたことを検索したから出てきたんじゃないか
死刑囚が何十年間死刑囚のままで
何十年後に無罪になっても
その期間は取り戻せません
一人の人生を無にしたようなこと
そんなことは日本ではザラにあります
そんなことを昔から父は裁判所に訴えていた
無料法律相談所を日本に開設したのは
父の大きな手柄でしょう
こんなことをやりながら
司法に携わっていながら
裁判の進展が遅すぎることに
いつも異論を唱えていた
それで
弁護士協会からは
しばし懲戒免職処分を受けていた
法の番人が法のあり方に異論を唱えちゃいけないということだそうです
おかしなことで
法のシステム内にいるものが
「この法のシステムはおかしい」と異論を言っちゃいけないというのだ
三権分立で裁判官、弁護士、検事さんは
その国の法体系に疑問を持つべきじゃないということです
変な話です
メーカーだって
どんな会社だって
所属しているの者が
「もっとこうやりたい」というのを阻止することと同じ
改善を自分たちじゃやってはいけないと、、、
父の弁護士業を始めた頃と
今でも裁判が遅いのは全く変わりがありません
進歩をしちゃいけないような組織なのか?
公とはそんなところなのか?
元々女性の権利が全くなかった頃に
父は立ち上がった
まーこんなことを書いていたので
法曹界の主流からは目をつけられていた
それで毎年のように懲戒免職処分を食らっていた
古い話です
私はそんな父の後ろ姿が好きだった
もう父が亡くなって15年は経つけど
そのアバンギャルドさは
しっかり受け継がなきゃと思っている
商売は全く違いますが、、、