台湾紀行2018、No13
台中で話題のホテル、藍天飯店1969(ブルースカイホテル)に泊まりました。
台中で「宮原眼科」という面白いお店があって、それが良い値段なのに大繁盛です。そこのリノベーションを手掛けた方が、藍天飯店のリフォームも手がけました。
噂にたがわずお洒落なインテリアだった。
「宮原眼科」は喫茶、レストラン、日用品、お土産などのお洒落グッツを扱っていて、台湾の物価の中では超高級路線です。戦前の日本統治時代に眼科医だった建物を、台湾先端のリノベーションで生き返らせたもの。ここまで上手なリノベーションは日本では見たことがない。台湾はリノベーション先進国だと言い切ります。店内のものは高価にもかかわらず、若い人から年配者まで、大人気でシーズン中は中にも入れないぐらいだそうです。宮原眼科をリノベーションされた方が、ホテルの藍天飯店を手がけました。ここもかなり古い建造物だったが、見事にお洒落なホテルに生まれ変わりました。台中の名所になりつつあります。
良くできたデザイナーズ・ホテルです。
建物は古そうですがインテリアは良くデザインされている。
エントランスに入ってみましょう。
広さは狭いが、、、いろいろ凝っている。
正面に4つの時計。ニューヨーク、パリ、北京、台湾じゃなかったかな。東京がないのは時差が近すぎるからだろう。
カウンターに使っている鉄の塊は、、、お風呂の窯だそうです。私は蒸気機関車のボイラーだと思ったが、遠からず近からずだった。
左の壁一面に天井まで旅行カバンが積み上げられている。
面白い意匠でしょーーー!
デザインだけを見に来る価値があります。日本のビジネスホテルのひとつの対極でしょう。
日本語を話せる方が2人いらっしゃいました。
変な日本語を話したら「あなた本当に日本人?」と聞かれてしまった。
あちゃゃーーー!
エントランス右手のエレベーターにしても、階の表示にしてもクラッシックです。
配電盤みたいだーーー。
入り口を振り返った。
カーブした廊下だって、絨毯にしても、扉にしても、ずいぶん考えられている。
何もしない、機能のみを追求した日本のビジネスホテルが日常だとしたら、、、ここは非日常的な都市ホテル。
607号室のドアーを開けました。
シンプルな構成です。
ダブルベットは普通の大きさです。
テーブルはシンプルの極み。
天井を切り欠いてアクセントにしている。
なにがなんでも天井を張るのは野暮だと思う。
台湾の湯沸かし器と、ペットボトルを必ず用意していて便利。
右の黒いのはコーヒーメーカーで1人分をそのつど作ります。
だから入れたてなのでコーヒーが美味しい。
また~~~りですな。
洗面室、風呂、トイレもキレイな造りです。
どこまでも、隅々までもデザインされています。
TOTOのウオッシュレットが使われていた。
中国語で説明。
ウオッシュレットはこれからのホテルには必需品でしょう。
TOTO製がよくできています。
ハンガーが自転車王国なのでハンドルですよーーー。
世界最大の自転車メーカーのジャイアンツのおひざ元ですから。
朝食はここの左側のスペース。
右側は客室です。
これも面白いデザインだと思いました。色と質感を全く変えています。
むろんビュッフェスタイルです。
熱いものは熱く、冷たいものは冷たくが基本。
2人で10000円以下だったと思います。
変わった器を使っている。
卵やお野菜を少量。
南国なのでスイカも。
楽しいひと時になります。
色どりがきれいなので、わくわくするでしょ。
と思ってとってきたプレートは、、、色がない、、、。
こんなのもあったんですが、、、触手が向かなかった。
さすがに、、、これは台湾なので美味い!
日中に見た入り口の飾りつけ。
エントランスにあった旅行カバンとは違う素材のものを積み上げている。こちらのほうが新しいカバンで華やかです。
夜見ると趣が違う。
デザインホテルとしても見て楽しめ、キレイで掃除も行き届いて、接客も素晴らしくて、お食事も美味しい。
2人で4860元で、変動はあるだろうが1元が4円だから、おおよそ2人2泊で20000円。
台中市の名所になっているようだ。
良いホテルです。
強くお勧めします。
藍天飯店1969(ブルースカイホテル)
台湾台中市中区市府路38号
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