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北村西望*長崎平和祈念像の作者

2023-06-11 16:53:07 | 日記・エッセイ・コラム

井の頭自然文化園を散歩していたら、動物園、水生園の他に彫刻館があった。

それも大きな彫刻館が2つにアトリエ館が1つも、、、。

いったいなんで吉祥寺の井の頭公園内の自然文化園に彫刻館があるんだ〜〜〜。

パンフレットを読んで知ったのだが、北村西望という長崎平和祈念像の作者が制作した彫刻の全てを都に寄贈して、それを展示したものだった。

長崎の平和祈念像の制作のとき、井の頭公園内にアトリエを建てさせてもらい、アトリエは記念に保存したものだった。そして北村西望が作った彫刻を保存するために彫刻館を2館建て増しした。

彫刻の数が多いので館内には収まり切れず、野外にも展示してある。

個人の彫刻作品をこれだけの規模で公的機関が保存しているのは珍しいのではないか。

高さ約10mの坐像を製作するためにアトリエの大きさも相当なものだった。

北村西望を私は知らなかったが、長崎の平和祈念像は見たこともあるし知っていた、、、。

北村西望は明治17年に生まれて、戦前は軍人の騎馬像などを手がけていた。

軍国主義バリバリではなく、当時の市民像なども多く手がけていた。

我が子の像だそうです。

全体像を撮ってこなかったのでNETで流れていた写真を借りました。

井の頭自然文化園の展示されていたものは大きかったけど、小さな像が流通されているようです。

北村西望の子が軍服(ずぼん)を着て可愛らしさを増している。

私はどこかで見かけたことがある。

館内にも外にも像が多く展示されていた。

昔は軍人や武人、偉人を大きな彫刻で権威づけていた。

それで日本が軍国主義に染まっていた頃の、北村西望の彫刻は軍人を鼓舞するような騎馬像が多かった。

こんな市民像は戦前では否定されていたんじゃないか?

それでも、いろんな彫刻を作成していた北村西望は生粋のアーティストだったんだろう。

井の頭自然文化園

180−0005 東京都武蔵野市御殿山1−17ー6

0422−46−100

 

 

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