福島第一原発事故で開通が遅れた常磐道を通って東北へ抜けました。
東北自動車道に比べて40kmほどの短縮になるそうだ。
それよりも、お盆の渋滞を回避することができたのが大きい。
一番放射線量が高かったところで5.5マイクロシーベルトで、他では2マイクロシーベルト、0.5マイクロシーベルトあたりの数字だった。
都内と比べると、一番高い所が200倍くらい、他は10倍くらいですか。極めて高い所は10分以内で通過します。
幼児、子供は通過しない方がベターですね。
放射線量が急に大きくなるのが原発から5kmを通るときで、他ではそれほどじゃない。
広野からは景色から人の気配がなくなってきて、田畑、野山に手が入らなくなってくる。震災で崩れたままで屋根にシートがかぶせている家屋がちらほら。
畑に雑草が伸び放題なのは心が痛みます。
南相馬に入ると急に人の営みの気配を感じます。当日の風向きの影響なのでしょう。相馬や南相馬は放射線の汚染が少ないようだ。そのかわり幹線から取り残されたので相馬地域は陸の孤島になっていた。
もしかして、常磐道と国道6号を無理矢理開通させたのは相馬地域、南仙台の地域の活性化の為かもしれない。
東北自動車道のバイパスの意味よりも、陸の孤島とかした地域の復興を願ってかもしれません。
なぜなら、日本は狭いので土地の有効活用の必要性がロシア等よりも切実なのだろう。
東北道のバイパスとしては常磐道は1/100ぐらいの影響でしょう。交通量が違う!
ただし、私のような風来坊には便利なバイパスです。
お盆の渋滞を避けられたのですから。
CTスキャンの1/5の放射線被爆と恐怖と引き換えです。放射線技師さんの話ではCTスキャンより胸のレントゲンの方が放射線は多いと、、、だけど常時浴びるわけじゃないので問題はないと言っていた。常磐道やあの地域にとどまる事は、レントゲンなどの短時間じゃないので、本当に人体や生物に影響あるだろう。車で故障して路肩待機したら放射線をバリバリうけることにーーー。
地図を見ると国道6号線は、さらに原発近くを通っていて、自転車やバイクは通行禁止です。そんな危険を冒して国道を開通させるのは意味があるのか。原発工事のためでしょうか、歩行は当然禁止でしょうね。
ロシアのように国土の広い国だったら、永遠に立ち入り禁止区域でしょうねー。
強行開通に賛否両論は当然だと思います。だけど、相馬あたりと磐城を強力に復興させるには必要なのかもしれない。人体への影響は50年後にしかわからないだろう。
2011年5月 震災の後かたずけに宮城県南相馬から入る
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/89d0756555ff74499e7d3b70f11afd85
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