ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

駒ケ岳

2007年05月06日 | Weblog
マnラソン好き登山好きの、学生時代の友人が、登山帰
りに家に寄った。
一泊で、「甲斐駒ケ岳」に登ったそうだ。
単独で、テントに泊まったらしいが、その理由が、山
小屋だと煩わしいからというもの。
確かに、この時期だと山小屋は人で一杯だろう。
その気持ちは分かる、しかしそういう山小屋での出会
いも楽しみという人もいるだろう。
ここははっきり分かれるところだ。
考えてみれば単独で行きたがる人間は、そういうのが
好きではないから単独なわけだ。
「煩わしい派」であることは当たり前か。

それ以前にこちらとしては、テントまで張って登山を
すること自体が」アンビリーバボー」なのだが。
しかし、この手の趣味は、好きな人は好きでとしか言
えない世界で、決して客観的に説明できるものではな
い。
人それぞれ興味の対象は色々だ。
何が楽しくて登山をするのかという問いは、何が楽し
くてゴルフをするのかという問いと同じだ。
どちらにも興味が無い私にとっては、どちらも同じよ
うに面白みを発見できないのだが、好きな人は楽しい、
もうそれだけだ。
どちらか選べと言われれば、間違いなく登山だが。

基本的に、本格的な格好が必要なものは好きではない。
だから、ハイキング程度の山散歩は好きだが、トレッ
キングシューズすらないし、大体Tシャツジーパンと、
靴はテニスシューズを代用といった、別に山だからと
いう雰囲気は一切無い。
ただ靴に関しては、流石にテニスシューズでは足首の
ガードが今ひとつなので、山用として一足購入した。
それも、普段も履けるようにとワーキングブーツを。
これも完全に専用というものではない。
何かやる時に、格好から入ると言う人がいるが、全く
逆だ。
プロでもないし、変に本格的な格好は、むしろ格好悪
いと思ってしまうし、実際、それらの格好そのものが
良いとは思えない。
テニスにしろゴルフにしろ、単純にその服装が全然好
みではないのだ。

話は振り出しに戻り、その友人といつもの「蕎麦屋」
へ行き「田舎蕎麦」の大盛りを頼み、流石にこの時期
観光客も多く、主人に盛況ぶりを言うと、「たまたま
この時期だけ」というような予想通りの返事が返り、
蕎麦をすすりながら、「甲斐駒ケ岳」のレクチャーを
受け、南アルプスだから赤石山脈だ、とか、駒ケ岳の
すぐ隣に「マリシテン」という小さな駒ケ岳の瘤のよ
うな頂があり、「マリシテン?ペルーに支店でもある
のか」「そりゃリマだ」などと詰まらないジョークを
飛ばし、「摩利支天」という漢字であるということが
分かると、信仰の対象か、ということに落ち着き、
「そんなのがあるんだね」と感心し、「そう言えば今
大河ドラマでこの辺が取り上げられてる」と彼が言い
、「由布姫?そうらしいね」と見てない私は返事をし、
彼から諏訪の歴史を質問されても全く答えられず、地
元のことをよく知らないと思い知らされたのであった。
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