ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

躑躅

2007年05月29日 | 芸術


花瓶に花を生けなければならいという状況があり、そ
のためにわざわざ花を買いにいくのも面倒だし(一回
限りのために)と思い、何か他に無いかと考えた。
そこで浮かんだのが「躑躅」だった。
今がシーズン。
オレンジ色が鮮やかな躑躅の花で、充分誤魔化すこと
は出来るだろうと、早速畑の躑躅を持ってきてくれる
ようにと兄に頼んだ。
これで花はOKだ。
しかし、これだけでは今ひとつ見栄えはしない。
バックがほしい。
背景があってのオレンジ色。
その効果を発揮するためには、緑がほしいと思った。
何か無いかと思案している時、良いものを思いついた。
いつも行く蕎麦屋さんの前に、葉っぱにまだらの白い
模様の入った背景にはうってつけの「何とか」(名前
は知らない)があって、ちょうどこの前行った時、そ
ろそろ剪定しないとと言っていたのだ。
早速葉っぱを貰いに行った。
主人は快く承諾した。
ついでに看板にかかっていた部分も剪定し、気持ち手
伝ってきた。

ある程度ヴォリュームを持たせないとしょぼくなるの
で、それなりの量をもらって家に帰り、いよいよ花瓶
に生ける段階となった。
と言っても、ばさっと突っ込むだけのことだが。
「草月流」をイメージしてとか一切無く、ただただ躑
躅の後ろにその葉っぱ(正確には葉の付いた小枝)を
突っ込むだけ。
ここまでの文章だと、それなりの経験があるかのよう
に思われるかもしれないが、今回がまるっきり初めて
のこと。
だから完全に自己流の世界だ。
侘び寂びの世界からは「遠く離れて」なのだ。
全体のバランスだけを考えて、無理やり葉っぱの向き
を変えたり、長さによって位置を変えたりと、しめて
10分ほどの作業だった。
緑に映えるオレンジ色、まあほぼイメージしたような
出来映えだ。
買った花を生けるよりは数倍良いんじゃないの、と自
画自賛して終了した。

使う場面が、とりあえずあれば良いというものなので、
これで充分なのだ。
実際、「わあ豪華」(只なのに)などという声も聞こ
えたのでそれなりの仕上がりにはなっていたのであろ
う。
自然のものを利用してそれなりの効果を得る、CPは
めちゃくちゃ良かった、今回の「生け花」であった。
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