かなり前にピロリ菌の除去をして、取り敢えず潰瘍のリスクは減ったということになっていたが、去年の暮れにかけて胃の調子が悪くなり、しかもなかなか良くならないので覚悟を決めて胃カメラ検査と相成った(通算5回目)。今回は初めて鼻からの胃カメラだ。口からより気持ち悪さが少ないということでの選択で、鼻に麻酔を効かせ通すわけだが、ちょっと狭いと言われてどうなのかと思ったが、痛みもなく入っていった。が、やはり喉を通る辺りでは気持ち悪っぽい感じが全くないわけではない。それでも、普通の胃からのに較べれば大分楽である。
それより、これはいいのか悪いのかと思ったのは、映像の実況中継だ。鼻からの全ての映像を見ながら説明してくれて、返事も出来る状況と言うのはあり難いとも言い切れない。幸い、今回は軽い十二指腸潰瘍程度ですんだが、もし癌だったら、それを目の当たりにするわけだ。しかもそれが結構なものだったらと想像すると、ちょっと耐えられるか自信がない。今回の検査だって、やる前は当然心配になり色々想像する。結果、悪かったら、間違いなく今ここでブログなんかを書くなんてことはしてないだろう。
市の検診もしたことがないし、当然人間ドックもやったことがない人間からすると、兎に角検査に対するハードルは高い。そういう人間は、駄目になったらそれはそれで仕様がないなどと言いがちだが、自分も含めだが、本当にそこまで覚悟が出来ている人間なんて殆んどいないだろう。今回、血液検査も初めてして、取り敢えず安心している自分がいる。