今年初のビオトープの話。ビオトープアネックス(室内に置いたポリバケツ)には、17~8のオオシオカラトンボのヤゴがいる。どれも5ミリかそれ以下の大きさで、この寒い時期は餌も食べずにじっとしている。砂泥に潜っているので姿も見えない。偶に数匹が現われるが、何をするわけでもなくやはりじっとしている。潜っていればいいのに何故姿を現すのか、考えてみれば不思議だが、それなりの理由はあるのだろう。じっとしていると筋肉に当たるものが固まって動けなくなるからそれを防止するために動く、などと理由を考えながら見てれば、動きのない世界でもそれなりに楽しめる、だからビオトープは面白いということになるのだが、残念ながら、この面白さはなかなか他人には伝わらない。自分が面白ければそれで充分というのは趣味の世界の基本であるから、他人の眼は気にしないというのも当然基本的態度となるわけだ。