山道を歩けばしょっちゅう遭遇するハンミョウ。その派手な模様でついつい撮りたくなるのだが、今回のハンミョウはどこか違和感ある。その原因はいた場所。普通ハンミョウは、乾燥した土がむき出しの山道にいて、人間が近づくと飛んで前方に着地そしてまた近づくと飛ぶの繰り返しをする習性のある虫。ところが今回のは葉っぱの上、しかもその葉っぱは水面に突き出した木の先端。バックが暗いのはそこが水面だからだ。こんな環境にいるハンミョウは今まで見たことがない。そんな背景のせいか、いつもの模様がまるで南国の虫のように見える。