アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

猫のように…♪

2014-04-18 08:34:48 | Weblog
「今日はね、ちょっとハードなレッスンになるわよ
バー・レッスンの最後、グラン・バットマンの前にそう予告すると
「… …」
ふふふふふ…。
「はい、両手でバーに掴まって右脚前5番ドゥミ・プリエ……、いい?よぉぉく見ててね」
ドゥミ・プリエから右脚のお膝を高く引き上げます。
右膝が頂点に達する前に左脚で跳び上がって膝を引き上げます。
空中で足首を伸ばした5番ポジシオン・ドゥミ・プリエの形を作ります。
右脚から着地して左脚前の5番ドゥミ・プリエに収めます。

と出来る限り動きを分解して見本を見せながら説明。
「… …」
はい、ではみんなでゆっくりやってみましょう
5番ドゥミ・プリエ→右膝を引き上げる→左脚で跳び上がって→空中でドゥミ・プリエの形→右脚から着地→…………
これを繰り返し練習したあと、今度は左側。
5番ドゥミ・プリエ→左膝を引き上げる→右脚で跳び上がって→空中でドゥミ・プリエの形→左脚から着地→…………
同じように繰り返し練習。
「このパは“パ・ドゥ・シャ”です。猫の動き。猫が驚いてバっと跳び上がるとき手足を縮めるでしょ?あのイメージ」
では一人ずつ、バーの端から端まで移動してみましょう。
まずふーちゃんから。

にゃにぃぃぃ…っ
つぎ、カイトさん

あのにゃぁぁぁ…
はい、ユキさん

おぉ、よしよし
ふーちゃん、ちょいとおいでなさい。
「ほら、私のスカートのリボンはプリエしてるときはバーより下にあるでしょ…、でもパ・ドゥ・シャの頂点ではバーより上にリボンがあるでしょ。猫なんだから跳びなさい、高く」
「はぁぁぁぁいぃぃ…
カイトさんは空中で両方の足首がバナナになってるわよぉ。着地の時に捻挫したりする危険があるから気を付けて修正しましょう。
センター・レッスンでもバットマン・タンジュ以外はアンシェヌマンにパ・ドゥ・シャを組み入れた。
最後にグラン・アレグロの音楽で
パ・ドゥ・ブーレ→グリッサード→パ・ドゥ・シャ
の練習を。パ・ドゥ・シャのときにアームスはアン・オーにね。
はい、ふーちゃんから。

こぉらぁぁぁ…、なんなんだ、そのUFOキャッチャーのアームが逆さになったようなアームスは…っ
つぎ、カイトさん

跳び上がるタイミングと膝の引き上げがおくれてるよぉぉぉ
はい、ユキさん

おぉ、軽やか、軽やか、いいわねぇ
いいですかぁ?
パ・ドゥ・シャ=猫の動き、です。軽やかに、キレよく、高くです。
しなやかで俊敏な猫をイメージしましょう。
くれぐれもぬぅぉっし…ぬぅぉっしとのし歩く太~い猫をイメージしてはいけません
コメント
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