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アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

正しい姿勢と正しいプリエ…♪

2017-02-09 11:53:59 | Weblog
水曜日はアンシャンテ原宿バレエ&ダンスバレエ初級基礎トゥシューズ基礎のクラス。
バー・レッスン、プリエから。

……ん…
……あれ…っ
ん~、一番大事なことだから、修正しておきましょうね。
プリエのこと。
ただお膝を曲げて重心を下げればいいって動きじゃない
まず1番ポジシオンに立って下さいな。
これ以上重心を下げたら、つまり膝を曲げたらカカトが上がっちゃう、ていうところまでプリエします。
それがドゥミ・プリエ
そのドゥミ・プリエからさらに重心をさげようとすると、必然的にカカトが上がります。
さらに重心を下げていくと、それに応じてカカトは上がってきます。
ドゥミ・プリエを通過しかけたところで安直にカカトを先に上げてはいけません
カカトが床を離れる高さは、必要最小限でよろしいのです
そうすることで、下向きに床を押す力と上に引き上げる力とが引き合ってバランスが生まれ、バネが貯まるのです。
グラン・プリエまで重心を下げますが、そのとき坐骨が膝よりも下に下がってはいけません。
坐骨が膝よりも下に下がっている状態というのは、単に両膝を開いてしゃがんでいる状態に過ぎません。
そこにはバレエに必要な引き上げる力もバネも貯まってはいません
グラン・プリエの位置から戻るときは、膝を伸ばすことよりもカカトを床に下すことを優先します。
カカトを下していくことで、必然的に膝は伸びます。
これがグラン・プリエの基本の≪基≫です
じゃ、バー・レッスンを続けましょう
バットマン・タンジュ、バットマン・デガージェ、ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール。
…あ~…、うん…、修正しましょうね。
アイリさん、上体の整え方、ちょっと勘違いしてるみたいよ。
「ん~…、いつも後ろに反っるって注意されるんですけど…
うん。
肋骨が開いて持ち上がってるから、肩甲骨の下あたりで反ってるのよ。
ニュートラルな位置=息を吐ききった時の肋骨の位置にもどしましょう。
お臍を背骨に引きつけるイメージでお腹しっかり支えます。
次に、これが一番肝心なところ。
横から見たとき、
アタマの天辺から耳の穴を通り、肩を通って骨盤の真ん中を通過して真っ直ぐに下りて行った線がつちふまずの真ん中に届く
これが正しい姿勢です。
「なんだかずいぶん前傾してる気がする…
うん。
いままでとは骨盤の位置と肋骨の位置が違うからね。
じゃ、ちょっと試してみましょう。
アイリさん、いつもの、自分で真っ直ぐだと思っていた1番ポジシオンでルルヴェ、バーから手を離して下さい。
ルルヴェした彼女の胸をツン と押すと、コトン とルルヴェが崩れてカカトが落ちる。
では姿勢を修正しますから、もう一度ルルヴェして手を離して。
また彼女の胸をツン と押す。
「あ゛…
ね、正しいポジシオンにあれば、抵抗出来るんです。
「引き上げなくちゃと思うとつい胸を張ることだって考えてしまって…
うん、胸を張るっていうのは勘違いしやすいわよね。
いいですか…?
上体の力を抜いて肋骨をニュートラルな位置に戻す→肩を軽く後ろに回して下す
「…あ゛…、コレだけで…
そう、それだけ。
あとはお臍を背骨にくっつけるイメージでしっかり支えればいいのよ。
コメント
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