アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

アームスの基本の≪基≫…♪

2017-02-12 10:07:58 | Weblog
アンシャンテ原宿バレエ&ダンスでのノリさんとのレッスン、昨日の続きね。
彼女がずっと気にしてたっていう姿勢を修正したり、ルルヴェやピルエットを修正したりの練習をしていて、私としてはどうしても気になるし修正したいところがあったの…。
それは、ポール・ドゥ・ブラ。
なかでも2番=ア・ラ・スゴンドアン・オーのポジシオン。
ポール・ドゥ・ブラつまりアームスのポジシオンが決まれば、もっとしっかりトルソーを支えられるのに、ピルエットももっときちんと回れるのに、惜しいなぁ…って。
もちろんノリさん
ア・ラ・スゴンドは肩より下の体側より少し前で軽く肘を曲げる
アン・オーは顔の回りに丸を作る
ようにはしてる。
でも、そうじゃないのよ…、それだけじゃないのよ…って。
というわけで…。
「左腕をア・ラ・スゴンドに上げてみて下さいな」
「…はい…」
そうね…。
いま、ノリさんの腕は、肩から上がってます。
「でもポール・ドゥ・ブラ、アームスのポジシオンの場合はね…、肩甲骨から腕と考えてコントロールします
…と、彼女の腕を支えて肩甲骨からの繋がりを作ってあげる。
指先が腋の下よりも少し下になるように、手首から先が下に垂れないように。
手のひらと肘の窪みが正面を向いているように。
肘に角度をつけないで、ほんの少しだけ緩める感じに。
と腕のラインを修正していきます。
「……、全っ然違う 肩甲骨、身体の中心から腕が出てる感じ…
そうです、そうです
右腕も同じように修正して
「はい、これが正しいアームス、ア・ラ・スゴンドのポジシオン
「っあ~~、腕のいろんな筋肉を全部使ってる感じがしますね~
そうよぉ、そうやってアームスでトルソーを支えるの
じゃぁね、そのア・ラ・スゴンドの腕の形を守ったままアン・オーに上げてみて…。
曲線を作ったり丸くしたりって考えなくていい、丸じゃなくて細長い卵型。
「………、腕を上げてるのが楽ですけど…」
うん。
肩から腕だけを上げてるんじゃなくて、肩甲骨からと考えることでちゃんと背筋を使って腕を上げてるから、だから楽になったのよ。
では1番ポジシオンで立って下さい。
ルルヴェして下さい アームスをアン・バに ゆっくりアン・オーに上げていきましょう アン・オーのままポゼ …………
「ね、そのまま半日くらい立ってられそうな気がしない
「ぅうぁぁ~…、全っ然グラグラしない… 辛くない…
キレイですよぉぉぉ…
アームス=ポール・ドゥ・ブラはね、ひらひらくねくね動かして動きを飾るためにあるんじゃなくて、まずはトルソーをきちんと支えて動きをコントロールするためにあるんですよん
ノリさんは腕の長さに恵まれてるんだから、その長さを十分に活かせたら素敵ですよ

オマケ
ポール・ドゥ・ブラについて、≪バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズスタイル≫で詳しく(口うるさいくらいに…)説明してますので、興味があったら右サイドバーからのぞいてみて下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする