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彼女のギモン その2…♪

2018-06-08 08:54:25 | Weblog
「クロワゼとエファセってことがいまいち…」
「え゛~…っ、そこもかえ…
…わかったよ…、説明するよ…。
まず左斜め45度の方向を向いてごらん。
そして右脚前5番
「それが右前5番クロワゼ」
ってことはね、同時に
「左後5番クロワゼ、でもあるわけ」
「へぇぇぇ…」
じゃ、そのままの向きで右脚後5番にしてごらん。
「それが右後5番エファセ」
ってことはよ、左脚基準で考えたらどうなる?
「…左前5番エファセ…?」
そぉだよ…。
じゃ、右斜め45度を向いてエファセっていったらどうなる?
「……、右脚…前……?」
よし。
「クロワゼかエファセかを決めるのは何で判断すればいいんですか?」
あ゛ぁ…
「それはアンシェヌマンを説明するときに、教師や振付師が指定する。クロワゼを指定されてるのにエファセにしたら間違い、ってこと」
「ははぁぁ…
あ、あのさ、今後のために、念のために訊くけどさ…。
「アラベスクは一つじゃないってわかってるよな…?」
「え゛…っ、これがアラベスクじゃないんですか
それは1番アラベスク
こうなったらついでだ、説明しとこう。
1番アラベスクはエファセ。アームスは軸脚と同じ側が前。
2番アラベスクもエファセ。アームスは軸脚と反対側が前。
3番アラベスクはクロワゼ。アームスは軸脚と反対側が前。
4番アラベスクもクロワゼ。アームスは軸脚と同じ側が前。
ただし、4番アラベスクの場合は、トルソーに捩じりがかかる。
わかった?
「右斜め45度で2番アラベスクしてごらん」
「……こうですね……
うん。
そのアラベスクのまま、左斜め45度に向きを変えてごらん。
「……っと、こうです……
うん。
3番アラベスクになったでしょ
「…あ゛…
つまりね、
エファセ・アラベスクで、軸脚と反対側のアームスが前なら2番。
クロワゼ・アラベスクで、軸脚と反対側のアームスが前なら3番。
てこと。
乱暴な言い方をすれば表と裏ってことかな
エファセなら1番、クロワゼなら4番といいたいところだけど、さっきも言ったように4番ではトルソーに捩じりがかかるから、完全な表と裏の関係にはならないよね。
「ははぁぁ…
また何か分からないことがでてきたら遠慮なくきいてね
コメント
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