アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

筝曲を聞いて…♪

2019-10-07 09:24:13 | Weblog
毎週金曜日の夜11時からはNHKのEテレにチャンネルを合わせることが多いんです。
レッスンから帰ってきて、空腹を満たしたあとのちょっとのんびりした時間、和の映像や音楽にほっとすることも度々です。
先週は筝曲の特集でした。
野村正峰という筝曲の大家が作曲した楽曲が紹介されたのです。
不勉強な私はまったく存じませんでしたが、野村正峰は昭和2年名古屋市の生まれ、戦前戦後の紆余曲折を経て筝曲家となり、また独学で作曲を学び、独自の筝曲を世に送り出した人です。
番組ではその長女である二代目の解説とともに、正峰作の曲が紹介されました。
筝曲といって思い浮かぶのは、お正月によく耳にする宮城道夫作曲の『春の海』ですよね。
日本独自の音階で、どちらかというとマイナーな旋律っていうイメージです。
少なくとも私のなかでは日本音楽というのは長調ではなく短調に分類されてました。
義太夫だろうが清元だろうが謡曲だろうが、日本音楽というのは独特の音調があるんですよね、説明は出来ないけど…。
ところが、野村正峰の筝曲は…
まるで西洋音楽の弦楽四重奏のような、明るくてエレガントなイメージなんですよねぇ。
一般的に琴と呼んでいる十三弦琴、十七弦琴、三味線、尺八などでの合奏なのですが、伝統的な日本音楽の響きじゃないんですよねぇ。
十三弦琴をハープに、尺八をフルートに代えても遜色ないよね、って印象なんです。
ふ…っと、ロマンティック・チュチュにポワントで踊るアンサンブルがアタマに浮かんだほどです
もちろん日本的な曲もあり、なかには仏具を鳴り物として取り入れた楽曲もあるんですが、どこか従来の日本音楽とは違うんです。
聞いていてとても心地いい。
筝曲に振り付けして作品創ってみたい、と思ったほどです。
番組の中では、野村正峰を家元とする団体正弦社の演奏会の様子も一部取り上げていましたが、4年に1度というその演奏会のクライマックスが素敵
回り舞台に放射上に琴と演奏者が位置し、演奏に合わせて舞台が回ります。
そして演奏者は、和装の人もいますが、まるで洋楽の演奏者のようなロングドレスの人もいればキグルミの人もいるし、コスプレしている人もいる
二代目によれば、
まずは演奏することを楽しむことが大事
ということで、こうなったんだとか。
ほほぉ~、いいねぇぇぇ…
ロマンティック・チュチュにポワント、間違ってないじゃん
う~ん、西洋の弦楽四重奏というのはヴァイオリン2丁とヴィオラ&チェロで四重奏だけど、十三弦琴2台と十七弦琴&琵琶で日本の弦楽四重奏って有りなんじゃないの、とか、琵琶の代わりに太棹だとどうかな、細棹で軽快にってのもいいんじゃない、とか考えちゃって楽しくなりました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする