アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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ポール・ドゥ・ブラの基本の基の基の≪基≫から…♪

2019-10-12 12:20:09 | Weblog
さてヨウさん、バレエのレッスンを始めて2か月余り。
どんな風にレッスンが進んで行くか、おおよそのことは分かってきたと思います。
この先、いろんなパを覚えたり様々なアンシェヌマンに挑戦するわけですから、ここでポール・ドゥ・ブラの基本の基の≪基≫をしっかり覚えてしまいましょう。
「ポール・ドゥ・ブラ…
「うん。腕の運び・動きってことね。ポールが運び・動き、ブラが腕」
「へぇぇぇ…
まず基本の基の≪基≫としてアン・バアン・ナヴァンアン・オーア・ラ・スゴンドの4つがあって、いろんなアームスの形はこの4つの組み合わせや、そこから派生したものなのよ。
だから基本の基の≪基≫がしっかり身に付いてれば、そのほかのアームスでも珍妙なラインになったりしない。
じゃ、まず両腕を軽く垂らして手のひらを合わせる、肘の窪みを向き合わせる。
そうしたら指先を15cmほど離して、それから肘を少しだけ引き上げる。
そうすると肩から指先まで緩やかな曲線ができるでしょ。
この曲線がアームスのいわば基本の基の基の≪基≫。
その曲線を崩すことなく、それぞれのポジシオンに置いていきましょう
アン・バ:両小指を腿から5cmほど離して基本の基の基の≪基≫の形に
トルソーの前で大きな楕円形のお盆を支えている、とイメージしましょう
アン・ナヴァン:アン・バの曲線を崩さず指先がトップバストの高さになるように引き上げます
胸の高さで楕円形のお盆を捧げ持っている、とイメージしましょう
アン・オー:アン・ナヴァンからさらに引き上げて二の腕が頬の横にくるように
顔の周りに大きな楕円形の額縁がある、とイメージしましょう
ア・ラ・スゴンド:アン・ナヴァンから左右に両腕をひらきます
手のひらも肘の窪みも正面を向いています、手先が垂れ下がらないように気を付けましょう
ア・ラ・スゴンドは、右の指先から背中を通って左の指先までのラインが大きな円周の一部になっているとイメージするといいですね
「どぉ?思ってたよりちょっと難しいでしょ?とくにア・ラ・スゴンドがね」
「なんか、腕って思うように動かせないものなんですね…って…
「まぁ日常にない動きというか形だからね
大事なポイントは
肩に力が入ったり肩を巻きこんだりしてデコルテ部分を狭くしないこと
肩甲骨の間を広げること
肘の角度や手首の角度を深くして腕のラインを短くしないこと
それぞれのポジシオンへさらにはそこから次へと動くのがポール・ドゥ・ブラね。
では、基本の≪基≫を音楽で練習してみましょう。

うん、そうね。
肩に力がはいらないように気を付けましょう、それから腕が短くならないようにね。
「はぁぁ…、普段こんなふうに腕を動かすことってないですもんね…、はぁぁぁ…
そうだよね
アームスの動きっていうのはトルソーを支えたり、動きをリードする役割もあるから、まずは正確に丁寧に練習しましょう。
コメント
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