アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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アイスダンス カナ&ダイ組、おめでとう…♪

2021-11-14 09:56:41 | Weblog
一昨日、昨日とフィギュアスケートのグランプリ・シリーズNHK杯が開催されました。
これまでTVの放映では男子シングルと女子シングルがメインで、ペアやアイスダンスに関しては結果を告知するかせいぜいダイジェストでちょびっと映像を流す程度の扱いでしかありませんでした。
それが、高橋大輔選手がアイスダンスに転向した昨シーズンからはまるで掌を返したように(とまでは言いませんが)、試合の模様を放映するようになりました。
ここ10年前後のことでいうと、キャシー&クリスのリード姉弟が活躍し、キャシー引退後は村元哉中選手とクリスがカップルを組んだものの数年で解消、その間も小松原&コレト組が力を養ってて、そして昨シーズン、ダイちゃんが…っ てことなんですよね。
シングルの試合と同様にアイスダンスの試合もTV観戦出来るようになったのはとても嬉しいことだと思ってます。
ま、それは置いといて…。
第1日目、リズムダンスの試合。
カナ&ダイ組は「ソーラン節&琴」を披露。
赤いお衣装がよく似合ってるカナちゃんは相変わらず可愛くてチャーミングです。
そして黒いお衣装のダイちゃん、体形が逞しく変わっていて、
まるで美しいサイボーグのよう
って見とれちゃいました
演技は安定していて、結果6位でしたけど日本人歴代最高点なんだそうです。
そしい第2日目のフリーダンス。
こちらは作シーズンと同じ『ラ・バヤデール』でしたが、二人のお衣装ががらっと変わってました、カナちゃんはより妖艶に、ダイちゃんはより高貴にってイメージでしょうか、素敵ですね。
音の出を待つ最初のポーズ、座ったカナちゃんに手を差し伸べるダイちゃんのアームスが伸びやかで、二人とも進化してるんだなぁって印象でした。
内容的にも昨シーズンよりもグッと難しくなってクオリティも高くなっていたように見えました
リズムダンス&フリーダンスのトータルの結果は6位でしたけど、フリーダンスの成績もやはり日本人歴代最高点だそうです
私は7位になった小松原&コレト組も好きなんです、美里選手は美人さんで表情豊かだし、コレト選手は長身で情感豊かだしね。
でもこの上位2組に続くカップルがいない、というか、いないわけじゃないけど…。
ペアもそうだけど、日本ではなんでカップルが育ちにくいのかなって考えたんですよ。
で、私なりに行きついた答えは、日本はもともとカップルの文化ではないから、ってことなんです。
『男女七歳にして席を同じゅうせず』ってわけで、男性の生活の場、女性の生活の場は別々、が基本。
盆踊りなどの場で共に踊ることはあっても前後左右に一列に並んで一方向への一人踊りの連なりに過ぎない。
歌舞伎や大衆演劇などで男役女役の連れ舞いはあっても、それは一人舞いを同時に踊っているだけ。
西洋のように男性が女性を支えつつ手に手を取り合って、あるいは抱き合ったまま踊り続けるっていう文化は日本にはない。
男性がリーダーとなってパ―トナーの女性をホールドして踊る、いわゆる“社交ダンス”は明治になってから一部に広まっただけのもの。
令和の今に至っても、男女が気軽に抱き合って踊る機会や場所はなくはないって程度でしょ。
親しい人同士が集まって会食などの社交の場でもダンスはしないことがほとんど。
西洋のように“ちょっと踊ろうか”っていう発想がもともと血の中にないわけよ
だから男女が手に手を取って、抱き合って踊るってことにまず抵抗を感じるだろうし、照れという自我が邪魔をする。
てなわけで、日本でアイスダンスやペアのカップルが育つのは難しいだろうな。
カナ&ダイ効果で、活躍している様子を目にする機会が増えれば、“やってみたい”と思うジュニアも現れるかもしれないし、応援するファンも増えて裾野が広がればいいな、そんな風に思ってます。
コメント
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