もうホントにホントに待ってましたぁって感じです。
シリーズ9作目が出てからおよそ2年、待ちに待った10作目です

『鯖猫長屋ふしぎ草紙(十)』 田牧大和著 PHP文芸文庫
シリーズ9作目から引き続き、大盗鯰の甚右衛門と拾楽さんとの暗闘というか心理戦が主軸になっています。
それを通奏低音として拾楽さんの周りでさまざまな出来事が出来します。
元は口寄せ屋で現在は呪い札(まじないふだ)売りの佑斎という男が、拾楽さんが住む長屋の井戸端に咲く雪割草―人気戯作者長谷川豊山さんを慕う亡くなった新造の魂の化身―を身のうちに取り込んだり、拾楽さんの長屋仲間おはまちゃんの奉公先のお嬢さんが絡む事件があったり、甚右衛門のかつての手下が下手な事件を引き起こしたり…etc.etc.
高潔で腕のいい蘭方医杉野英徳に見事になりすましている鯰の甚右衛門に目を付けられていることは承知の拾楽さん、長屋の仲間に何事かあれば自分が身を挺して守ればいいと腹を括ってはいても気にせずにはいられないのよね。
ただ事件解決のため行動を共にしているうちに甚右衛門は杉野英徳のみを表に出すと決意するんです、まるで拾楽さんが、かつては黒ひょっとこという一人働きの盗賊(義賊?)だったことを同心掛井十四郎さんとニキのご隠居以外の誰にも悟られることなく猫描き画師青井亭拾楽として今を生きているように。
杉野英徳が大盗鯰の甚右衛門であることは掛井さんもニキのご隠居も承知です。
これまで拾楽さんと掛井さんの丁々発止の掛け合いや持ちつ持たれつぶりが面白かったけど、今後はそこに英徳さんが加わってとなると…なぁんか面白いことになりそう…
拾楽さんの飼い猫サバもその妹分のさくらも活躍しています
次が出るのはいつだろう、また2年待ちってのは長いよね
シリーズ9作目が出てからおよそ2年、待ちに待った10作目です


『鯖猫長屋ふしぎ草紙(十)』 田牧大和著 PHP文芸文庫
シリーズ9作目から引き続き、大盗鯰の甚右衛門と拾楽さんとの暗闘というか心理戦が主軸になっています。
それを通奏低音として拾楽さんの周りでさまざまな出来事が出来します。
元は口寄せ屋で現在は呪い札(まじないふだ)売りの佑斎という男が、拾楽さんが住む長屋の井戸端に咲く雪割草―人気戯作者長谷川豊山さんを慕う亡くなった新造の魂の化身―を身のうちに取り込んだり、拾楽さんの長屋仲間おはまちゃんの奉公先のお嬢さんが絡む事件があったり、甚右衛門のかつての手下が下手な事件を引き起こしたり…etc.etc.
高潔で腕のいい蘭方医杉野英徳に見事になりすましている鯰の甚右衛門に目を付けられていることは承知の拾楽さん、長屋の仲間に何事かあれば自分が身を挺して守ればいいと腹を括ってはいても気にせずにはいられないのよね。
ただ事件解決のため行動を共にしているうちに甚右衛門は杉野英徳のみを表に出すと決意するんです、まるで拾楽さんが、かつては黒ひょっとこという一人働きの盗賊(義賊?)だったことを同心掛井十四郎さんとニキのご隠居以外の誰にも悟られることなく猫描き画師青井亭拾楽として今を生きているように。
杉野英徳が大盗鯰の甚右衛門であることは掛井さんもニキのご隠居も承知です。
これまで拾楽さんと掛井さんの丁々発止の掛け合いや持ちつ持たれつぶりが面白かったけど、今後はそこに英徳さんが加わってとなると…なぁんか面白いことになりそう…

拾楽さんの飼い猫サバもその妹分のさくらも活躍しています

次が出るのはいつだろう、また2年待ちってのは長いよね
