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『猫戯らし』…♪

2022-08-13 10:26:24 | Weblog
先週くらいからちょっと気になっていた文庫本のカバー、ネコジャラシの茂みで穂を追うトラ柄猫のイラストが可愛らしい。
作者は“木挽町芝居茶屋事件帖”シリーズの著者ね。
手に取って後ろの紹介文を読んでみると、
……、かつて猫を斬った名刀を検めて欲しいというのだ。
ナニ…っ、猫を斬った名刀…
適当なページを開いてみると、猫が会話をしている。
ふぅ~~ん、副題に<小烏神社奇譚>とあるからにはファンタジー、アヤカシ系か…。
ま、いい、読んでみよ

          
 
『猫戯らし<小烏神社奇譚> 篠綾子著 幻冬舎時代小説文庫
小烏神社の宮司賀茂竜晴は、まぁ“賀茂”という姓からして陰陽師でしょうね、刀の付喪神である白蛇の抜丸とカラスの小烏丸を式神のように従えています。
竜晴の友である立花泰山は本草学者で医者。
本作は徳川三代将軍家光時代の江戸が舞台で、天海大僧正まで出てきますよ
かつて木天蓼に酔った猫を斬ったという曰く付きの名刀を竜晴が検めようとしたとき、その名刀の付喪神が誕生しますが、ソレがカバーイラストの茶虎猫。
いちと名付けられたその子を巡って数百年前の因縁やら妖怪の出現やらの事件が起こり、竜晴が要となってそれらを解決していきます
なんと本作はシリーズの5作目だそうです、ま、気が向いたら前4作も読んでみるかも…。

コメント
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