アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

ジャンプのイメージ…♪

2019-06-09 11:56:17 | Weblog
「あの…、はじめのほうのシソンヌ・シャンジェのところがなんか違うなぁって…
ん、ちょっと跳んでごらん

はいはい。
まず修正しなきゃいけないことはね
シソンヌ・シャンジェのときのアームスはクロワゼの高い3番で、顔はエポールマンをきちんと
シソンヌ・シャンジェで着地したときはアティチュード・デリエールをしっかり
その次に気を付けるのはアッサンブレ・アン・ナヴァンのときのアームスね。
「手首だけクニョ…と返しちゃだめよ
アームスだけ、一緒に動かしてみようか…、いくよ
アン・オーのアームスを少し低めのアン・ナヴァンまで下ろす
下ろしきる前に肘から下を柔らかく煽る
アン・バに下げる

ん、いいわよ、その調子。
ちゃんと身に付けば、考えなくてもその軌道を通るようになるから大丈夫よ。
じゃ、アームスに気を付けながらアンシェヌマンをやってごらん
あ、一緒にやろうか。
はい、いくよ、どうぞ

「んぁ~、違う、同じになってない…、遅れてるし…、はぁぁぁ…
ん~、それはねぇ、アイさんの中で
コレ!
っていうリズムが決まってないからだね。
それと跳び上がるタイミング、着地のタイミングが決まってないから。
もう一つ大事なことは、着地のプリエを抑えきれてないってことかな
ちょっと見ててね、と右左見本を見せる。
シソンヌ・シャンジェをアティチュード・プリエに着地したら、そのプリエをしっかり押さえて5番プリエ。
5番プリエした瞬間にアッサンブレ・アン・ナヴァンを跳ぶ。
アイさんの場合は、アティチュードの脚を5番プリエに下ろすタイミングが遅い。
それから5番プリエをするまでにプリエが浮いちゃってるから、改めてプリエに踏み込まなきゃいけない、だから跳び上がるタイミングが遅れる。
…ってことだね。
「プリエを抑える…、上げた脚は下す…、コントロールする…
そうそう、先週もいったようにね
それからね、ちょっとおおげさな説明になるんだけど、
私はシソンヌ・シャンジェのアティチュード・プリエに下りたらプリエを止めてないの。
プリエが深くなっていくにまかせたままアティチュードの脚を下すと、バネが貯まっているからその反動でアッサンブレ・アン・ナヴァンを跳んでる。
ぽぉん ぽぉん って弾けてるイメージかな。
シソンヌ・シャンジェとアッサンブレ・アン・ナヴァンのジャンプを細切れにしない感じだね
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お、いいねぇ…♪

2019-06-08 11:37:01 | Weblog
着替えてスタジオに下りてきたアイさん
にゅふふん…と笑顔で床に座っている。
「さ、いきますよ
「あの、先週やらせてもらったストレッチ、肩周りと首廻りだけでもいいからやらせてもらえませんか
お、いいよ。
じゃ、腰を立てて座ってね、とストレッチ開始。
最後に腿とお尻周りのストレッチを。
「これこれ まだぐぅ~っと引き寄せたりは出来ないけど、伸びて気持ちがいいんですよね
ん、ときどきやってみるといいわね。
ではバー・レッスン行きますよぉ。
グラン・プリエから順に進んでロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール。
その最後の部分、
ルティレでポゼ→ルティレの脚を下しながら軸脚ルルヴェ→5番ドゥミ・ポワントでポゼ
あぁ…っ、アイさん、実に惜しい
ルティレの脚を下していくときにどこを狙って下すかというと
軸足の爪先の真ん前
そうすると両脚の間がきっちり締まる
そして足の小指側に重心が寄らないように気を付けること。
前側の足はもちろんのこと、後側の足も小指側に逃げないように。
後側の足で前側の足を支えるのよ
「ん~…っと……、あ、脚の内側がピッタリ…
そうそう、キレイですよぉ
「あのさ、作品の最後のとこ、ストゥーニュ・アン・トゥールナンから座ってポゼのとこ、その5番ドゥミ・ポワントで一瞬静止して見せて、それからソン と座る、って出来るといいねぇ
「あ゛…
イメージの中にソレをもっててごらん。
ちゃんと出来るようになるわよ
グラン・バットマンでバー・レッスン終了。
「あ~、バー・レッスンの前にストレッチしたから、身体の動きが全然違います。動きがいいっていうか、感度がいいっていうか
うん、ウォーミング・アップって大事だからね。
それから作品の練習。
気になるアンシェヌマンを抜き出して練習したり、不安なところを繰り返したり。
はい、では1回通しましょう、どうぞ

おぉ…、最後の最後、ストゥーニュ・アン・トゥールナンをキチンと5番ドゥミ・プリエに収めることが出来たねぇ。
いいねぇ
バー・レッスンの途中のほんのちょっとした一言をよく覚えてて、その通りに動けたじゃない
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芍薬…♪

2019-06-07 09:37:52 | Weblog
初夏から梅雨の時期の花。
先日お話した紫陽花は梅雨時の花というイメージですね。
ご近所のお庭には黄色と橙色の見事な山百合が咲いています。
ユリは初夏の花のイメージ。
もう一つ、これを見ると、あぁ夏が近づいてきたなと思うのが

               

芍薬です。
近くのスーパーの生花コーナーにたくさん並んでいました。
白に近いピンク、ピンク、そしてこの赤紫。
『日本の伝統色』の色見本帖を見てみると、“牡丹色”に近いみたい
梅雨の時期、雨天や曇天で住まいの空気がちょっと沈んだりするとき、あでやかなお花があると気分が明るくなりますよね
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お薦めしません…♪

2019-06-06 09:29:02 | Weblog
面白かった、よかったと思う文庫本のことはときどきお話してますけど、それ以外にも読んではいるんです。
歴史物、時代物、最近は江戸物が多いですけどね。
面白いと思ったものは写真を撮ってこのブログでお話しています。
こんな登場人物がいて、背景はこんな風で、ちょいとした事件が起こってね、とだいたいそんな風に話すかな。
あんまり荒筋に関わることを詳細に話すと、読んでみようかと思う興を削いじゃうかもしれないでしょ。
感じ方だって人によって様々だから、私の読後感をあまり強調しても意味ないかなとも思ってる。
ま、面白かった、読んでみたら、と薦めたいものについてはここで喋っているわけです。
でもね、読んだはいいが、こぉれを紹介してもねぇってものについては紹介しません。
昨日もね、1冊読み終えたんですよ、実は。
以前から文庫本のエンド台に積まれていた1冊で、カバーのイラストが悪くなかった。
カバー裏の紹介文から察するに面白そうかもと思って、とりあえず1巻を、と。
読み始めてスグに
あぁ、こぉれは…
『…で、粋な形をした年増が…』
『その粋な形をした年増が振り向いて…』
『…は粋な形をした年増のことが気にかかって…』
『…は井戸端にいたおかみさんたちに粋な形をした年増のことを…』

たった15行の間に何回繰り返すんだよって感じで辟易しちゃった…
ほかにいくらでも書き方はあるだろって思う。
表現力が欠落してるんだな、語彙力が乏しい。
箇条書きに近い、芝居台本のト書きを羅列したみたい。
設定そのものは面白いのにねぇ、悪くないのに…。
ときどき、そういうハズレを引いちゃうこともある
かつて読んだとあるシリーズもそうだった。
設定はよかったし、スケール感もあったし、何しろ主人公が魅力的だった。
でも、必ず、何か所か、“それじゃ文章表現として成立しないだろ、意味わかんないじゃんなところがあって、そのたびに読むリズムが狂う。
何巻かは読んだけど、毎巻毎巻そういう箇所が出てくるので、途中でやめた、誤字誤植も多かったし…。
やっぱり文章表現力のある、スタイルをもった作家さんが好きだな。
ま、箇条書きもスタイルだといわれればそうかもしれないけど…。
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素麺…♪

2019-06-04 10:46:28 | Weblog
近所のスーパーに素麺の特設コーナーが出来ていた。
定番の三輪素麺揖保の糸のほか、うどんで有名な地方で作られた素麺とか実にさまざまな種類が並べられている。
白い素麺のほかに、何やら練り込んだものなどもあるんだね。
麺つゆやチューブ入りのワサビや柚子胡椒などの薬味類も沢山揃っています。
う~ん、素麺かぁ…。
いいよね、暑いときの冷たい素麺。
でもな、献立にちょっと悩む。
素麺と薬味だけってわけにはいかないでしょ。
ん~、なにがいいかねぇと毎年、毎回悩む。
いっそ白いもの尽くしで、冷奴に白和えといきますか。
ま、冷奴はおいといても、白和えはいいよね、人参&ほうれん草なら彩りがキレイだし、シメジと小松菜でもいいかも。
蒸し鶏の梅肉和えなんてどうかな。
中華の棒棒鶏も悪くないような気はするけど。
彩りで考えれば具入りの出汁巻き卵もありかなぁ。
あとは精進揚げとかかね。
ん~、素麺のときの献立って取り合わせが難しい…
ど~んと豚肉の冷しゃぶサラダと素麺とか…、いやいやいや…
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紫陽花の季節…♪

2019-06-03 09:25:01 | Weblog
紫陽花の季節になりましたね。
近所のお庭には毎年キレイなブルーの花を咲かせる紫陽花があります。
高さも奥行もなかなかのもので、見ごたえがあるんですよ。
蕾がだんだん大きくなってきていて、通りかかるたびに、まだかな、まだかなと気になります。
もう一方のお宅の庭にはアナベルがたくさん咲いています。
咲き初めのころはライムグリーンだった花が、少しずつ白に変わり始めています。
花屋さんでも様々な紫陽花を取りそろえていますよね。
定番の青・赤紫のほかに淡いピンクやパステルグリーンもあります。
品種ごとに名前があるようで、なかにはコットンキャンディなんてのもありましたよ。
聞くところによると、紫陽花って虫が付きにくくて手入れがしやすいんですって。
エアコンの室外機があるだけの殺風景なベランダに、紫陽花を一鉢おいてみるのもいいかな、なんて思ってるんですけど…。
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下ろすというコントロール…♪

2019-06-01 10:28:28 | Weblog
レッスンをスタートする前、アイさん
「今日はずっと外回りで、身体が固くなってるみたいで、呼吸も浅い感じがして、えぇ~ん
と…。
あらあら、それは辛いねぇ。
じゃぁ、ストレッチして身体を解放しよう。
床に寝て、まずは腰回りや脚のストレッチ。
「ひききききぃ…、血が廻るぅ~…、ててて…」
少しずつ解れていくからゆっくりね。
背中のストレッチ、首回り、肩や腕のストレッチ。
最後にしっかり腹式呼吸。
「あぁ~、身体中ちゃぁんと血が廻ってますって感じ
それからバー・レッスン、そして作品の稽古。
細かいところ、不安なところの確認。
「タン・ドゥ・キュイスのカウントというより、動きのニュアンスというか見せ方というか、そこが…
ん、じゃ、まず一緒にやってみよう。
右後5番プリエから右脚を低いパッセするところ、そこに最初のアクセントがあるから、普通のパッセの動きよりもポゼに近い感じで。
パッセした足を前の5番におろしたら、そこで間を取らずに即、シソンヌ・ドゥ・コテ
「5番に足を下した瞬間に弾き返されて飛ばされたって、そんな感じだね
「トン→トン→トン→トンって均等割りのリズムじゃないってことですよね。トント→ト→トンって感じ」
そうです、そうです。
「それとソー・ドゥ・バスクの前の助走のパが上手く出来なくて…
あぁ、最初のア・ラ・スゴンド・ソテのところでしょ。
あそこはね、ソテ・バロネと同じ。
ぽ~ん と上に跳んで、クぺに引き込むの、横移動はなし。
つぎのシャセで横移動。
そしてソー・ドゥ・バスクはね、ア・ラ・スゴンドにバットマンして跳び上がる時に、客席に完全に背中を向けるように跳び上がって、半回転して着地。
「裏→表って感じね
はい、では1回通してみましょう

ん~とね、タン・ドゥ・パピヨンからピケ・アン・ドゥダーンに移るところでカウントに遅れてるよ。
それはね、タン・ドゥ・パピヨンの後から振り上げた脚を下すのが遅いから。
ちょっと一緒に動いてごらんなさい。

「あ゛… 遅れた…
ね、分かったでしょ。
振り上げた脚は、下りてくるのを、落ちてくるのを待つんじゃなくて、下すのよ。
下ろすというコントロールをするの
「下す…、下すコントロール…よし
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