こちらは日経の映像
http://www.nikkei.com/video/?bclid=67379774001&bctid=298802044002&scrl=1
こちらは一般人の車からの映像
ロシアとカザフスタン国境付近の軍事工場で、
大規模な爆発があったと報道されています。
被害者無し、放射能汚染無しと報じられる一方で、
周辺住民に避難指示が出ているとの情報も。
「オレンブルグの訓練場で 古い弾薬が爆発」 the Voice of Russia
http://japanese.ruvr.ru/2012_10_09/90688890/
<引用開始>
火曜日の朝、オレンブルグ州のドングス訓練場で古い弾薬を運んでいる途中に爆発が発生した。ロシア非常事態省が明らかにした。
それによれば、犠牲者はいまのところ出ていないが、周辺の住宅では爆風によって窓が割れたという。
国防省によれば、現場には中央軍管区のワレリー・ゲラシモフ司令官が向かったということで、現場からの報告では爆発は止まっているという。
現場では工兵による作業が続いているほか、約1万人が居住する範囲で避難が行われている。
オレンブルグ州のユーリー・ベルグ知事はツイッターのなかで、「私はモスクワにいる。ドングスについて知っている。状況はすでにコントロール下にあり、爆発はもうない。火事の鎮火が進んでいる。」とつぶやいている。
<引用終り>
■ 爆煙の上部が成層圏に達しているような・・・ ■
冒頭の動画の最後の爆発の映像は、6月の事故のものです。
今回の爆発の映像は、前半の遠くからの爆煙の映像だけで、
現場付近の映像は、ネット上に見つかりません。
ところで、今回の爆発の爆煙を見ると、
どうぢゃら上層部は対流境界圏に到達している様に見えます。
地表付近の大気が対流するのは8000mくらいまでです。
真夏の入道雲は強烈な上昇気流とともにモクモクと上昇してゆきますが、
対流限界圏と呼ばれる8000m付近に到達すると、
そこからは上昇せずに、強い気流に流されて横方向に広がってゆきます。
今回の爆煙も同様に、8000m付近まで到達している様に見えます。
これは、核爆弾の爆煙に似ています。
■ 1万人に避難勧告が出ている様だが・・・ ■
核兵器の核燃料は劣化します。
ですから、核兵器は定期的に更新する必要があります。
古い核兵器は解体処理されますが、
はたして、今回報道されている古い爆弾が、
通常爆弾なのか、それとも核爆弾なのかが問題です。
周辺住民1万人に避難勧告が出ている様ですが、
これが、誘爆を危惧した処置なのか、
それとも放射能汚染を想定した処置なのかも気になる所です。
いずれにしても、日本の高碕を始め、世界各地に核実験を監視する観測所があるので、
いずれ、プルトニウムやカリフォルニウムなどの核種の数値が上昇するかどうかで、
今回の事故の真相も明らかなると思われます。
尤も、監視機関がグルになって隠蔽したら、
私達は真相など知りようが無いのですが・・・・。
今回の事故が、仮に核爆発であったとしても、
テロなどの可能性は低いと思われます。
もし、核テロを計画するならば、被害の大きな場所を選ぶはずですし、
隠蔽のしようの無い方法を選ぶはずです。
一方で、世界の抱える核兵器は、管理コストも莫大なので、
米ロが核軍縮で歩み寄る事は、当然の流れなのでしょう。
私達は平和に慣れ過ぎてしまいましたが、
世界には危険がイッパイある事も、忘れてはいけないのでしょう。
<追記>
ロシア政府は廃棄用のミサイルなど4000トンが爆発したと発表しました。
4ktの核弾頭かと邪推してしまう数字・・・・。
まあ、大気圏内核実験なんて、一昔前は中国の敦煌でボイコスコやっていた訳で、
仮に核爆発だとしても、日本への影響はほとんど皆無でしょう。
http://www.1tv.ru/news/social/217272
現地のニュース映像を見る限りは、軍も防護服は着用していません。