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マクロレンズで行く「浅草七福神真巡り」①

2013-02-10 09:55:00 | トレッキング/旅行
 


■ 毎年恒例の大学の友人との新年会は、「浅草七福神巡り」 ■

人の縁とは不思議なもので、大学の学籍番号が近かった友人数人は、
そのまま「一生の付き合い」の大切な友人となっています。

年に一度、新年会を企画して会う事を楽しみにしていますが、
その企画も、数回のメールのやり取りのみ。
日にちと時間と待ち合わせ場所を決める程度の簡単なやり取りしかしません。

当日、待ち合わせ場所に良くと、
去年より少し白髪が増えて、
そして、ウエスト回りが一回り大きくなった懐かしい友人が、
当然の様に立っているのを見つける事が出来ます。

「初詣」+「ビール工場見学」+「近くの公営ギャンブル」+「銭湯」+「飲み屋」
これは、ここ数年の新年会企画のルールです。

しかし、東京近郊のビール工場も行き尽くしてしまったので、
今年は趣向を変えて、「浅草七福神巡り下町ツアー」という企画にしました。

一応、浅草六区には「場外馬券売り場」もありますし、
「浅草観音温泉」という、銭湯だか温泉だか分からない所もきちんとありますので、
新年会の条件は80%は満たされているといえるでしょう。

いつもはコンデジをポケットに入れて行くのですが、
今回はOM-Dをお供に連れて行きます。
こういう時、小さなカメラは気軽に持ち出せて便利です。

レンズは観光写真ですから、標準ズームとすべきでようが、
マクロレンズのテストも兼ねて、マクロを付けての出動です。
 





35mm換算で120mmの中望遠に相当するので、建物の全景は取れません。
自然と、アップの絵作りになります。



■ 「七福神巡り」はリアル・ロールプロイング・ゲームだ ■




「浅草七福神」と言いながら、実は9つの神社があります。
ダブっているのは、福禄寿と寿老人。

浅草と言っても、石浜神社は南千住に近く、
吉原神社や鳳神社は千束、
矢先神社は合羽橋の裏という様に、
浅草の外周をぐるりと回ると、5Kmくらいは歩くでしょうか。



各神社で色紙や神様が描かれた用紙にスタンプを押して貰います。
まさにスタンプラリーの七福神バージョンです。



土地勘の無い場所を巡りますが、
七福神には、上の写真の様な「フラグが立っています」
まさに、リアル・ロールプレイングゲームの乗りで楽しめます。

それでは浅草寺(大黒天)からスタートです。
ヒャォホォーーーー。

「チャン、チャン、チャ、チャラ、チャララ・・・♪」
「ビュウゥィーーン♪」


■ 浅草神社(恵比寿) ■

浅草寺の境内には、三社祭で有名な「浅草神社」があります。
こちらは「恵比寿」さんの様です。









「狛犬さん、狛犬さん、ア、ウン。」
どちらが阿で、どちらが吽か分かりません・・・。




浅草寺の出口に咲いていた「十月桜」。
冬に咲く品種の様です。

■ 花川戸は靴屋街だ ■

浅草寺の境内を、隅田川に向って出ると、
花川戸2丁目という町になります。

ここは履物問屋街で靴屋さんが沢山あります。
そんな店先で、スカイツリー草履を発見。





沢山重ねられた色とりどりのクツベラがポップアートの様です。


言問橋の手前の交差点には、「ブラシ専門店」があります。



そこで見つけた逸品がこれ。
セーターなどの毛玉取りブラシで、
馬の毛と、猪の毛で出来ています。
店主のオジサンが、自分のセーターで実演してくれましたが、
馬の毛を使うと、面白い様に毛玉が良く取れます。


■ 何故に大根? ■



言問橋から少し行った小高い所が、「待乳山聖天」(毘沙門天)です。

こちら「聖観音宗(しょうかんのんしゅう)」という密教系の宗派だそうです。



何故か、本尊の前には大根が山積みされています。
境内でも大根が売られていたので、由来を尋ねたら、
「健康に良いんですよ」と、至極普通の答えが返って来ました・・・。




これは本堂前の冬木立。
多分、「コブシ」の冬芽だと思います。
春はきっと、真っ白な花を咲かせるでしょう。



やはりお約束という事で、このアングルから・・。

■ 恋愛成就のパワーポット、今戸神社 ■




「待乳山聖天」からしばらく歩くと「今戸神社」(福禄寿)が現れます。



今戸神社は、実は知る人ぞ知る、恋愛のパワースポット

境内にはビッシリと丸い絵馬が・・・。
「自分に合った王子様と結ばれたいsymbol1

キターー!!
OK、アナの願いは叶います



今戸神社、なかなか商売も上手で、境内はネコの置物でラブリーに演出。
縁結びのお守りも、チョーラブリー!!

結構、若い女性が沢山参拝していました。
頑張れ、乙女達。

■ アートフィルターで遊んでみる ■

途中、日産のバブル期の迷車、「フィガロ」を発見。
これは、もうアートフィルターを試してくれと言わんばかりのシチュエーション。



「わたせせいぞう」のイラストみたいな効果が得られる『リーニュクレール』モード。

でも、「フィガロ」って、元々が「わたせせいぞう」みたいだからイマイチ効果が分からない



今度はオリンパスお得意の『ドラマチックトーン』

うわぁ¥!!覆い焼きみたいだ!!
カッコイイ!!



カラーで撮れば、単なるキタナイ土手沿いの道も・・・



『ハードモノクローム』で撮れば、この通り。



タンポポだって・・・森山大道みたいでしょ?
エ、絞り開けすぎだって・・・。









調子に乗って・・・・オヤジの背中はやっぱりモノクロが似合う・・。


■ とにかく普通の、橋場不動尊 ■



「橋場不動尊」(布袋さん)は小さなお寺です。
赤いフラグが立っていなければ、見落としてしまうでしょう。

■ 何だか、「最果て感」が漂う石浜神社 ■




白髭橋から少し川沿いに進むと、「石浜神社」寿老人が現れます。

境内に樹木は少なく、なんだか寂しい趣きの神社です。
場所も南千住に位置しており、何だか、「最果て感」が漂います。






境内からは、ガスタンクの異様な姿が目を引きます。





35mm換算で120mmの中望遠レンズは
どうしても、ディテールばかりの写真になってしまいます。

一方で、見逃していたものを写真の中に見つける事も出来ます。


明日は、いよいよ、「吉原」に足を踏み入れます・・・。