
ジャイアン 「のびたー、今度オレんちに来いよなーー」
のび太 「ウン、ジャイアン。分かったよ」
ジャイアン 「おみやげ、期待してるからなーー」
のび太 「ドラえもん、ジャイアンの家に呼ばれちゃったよーー」
ドラえもん 「のび太君、それは気を付けた方がいいよ」
のび太 「そうだよね・・・、ドラえもん、オミヤゲを持って来いって言ってたよ」
ドラえもん 「ジャイアンの気に入らないものだったら怒るだろうね」
のび太 「ウェーーン。ドラえもん、何か良い物出してよ・・・」
ドラえもん 「しょうがないなぁ・・・」
チャラララッチャラーーン
ドラえもん 「あべこべマイクーーーー」
のび太 「エー、何それ」
ドラえもん 「ジャイアンはカラオケ好きだよね」
のび太 「でも・・・アレはもう歌の暴力だよ」
ドラえもん 「だからね、ジャイアンの歌が皆の耳に違う様に聞こえるマイクだよ」
のび太 「どう変わるの?」
ドラえもん 「使ってみれば分かるよ。」
ジャイアン 「のび太、良く来たなぁ!! おみやげは持ってきただろうな!!」
のび太 「ウン、ジャイアン。このマイクをあげるよ。」
ジャイアン 「お!いいマイクだな。さっそいく一曲歌ってみるぜ。」
ジャイアン 「♪ TPPの関税撤廃に原則的に例外は無いんだぁ~ ♪」
のび太の耳には「♪ TPPにも例外品目はあるさぁ~ ♪」
ジャイアン 「♪ だけどアメリカの国内で問題になるものは例外なんだぁ~ ♪」
のび太の耳には「♪ 両国で微妙な問題のある物は例外なんだぁ~ ♪」
ジャイアン 「♪ 例外を認める場合は、相応の見返りが必要さぁ~ ♪」
のび太の耳には「♪ 両国の協議で、微妙な問題を調整するのさぁ~ ♪」
ドラえもん 「のび太くん、どうだった?」
のび太 「ありがとうドラえもん。今日のジャイアンの歌は最高だったよ」