■ 固定ギアで行こう!! ■
秋の3連休ですが、天気が良いのは初日の土曜だけになりそう。そこで、最近ハマっている固定ギアで出かける事に。ギアー比は下り優先の3.0。
いつもは上総牛久で養老清澄ラインに入りますが、本日は気の向くままに集落の中の道を走ります。途中、行き止まりになったり、はたまた未舗装の田圃のあぜ道を走ったりしましたが、秋の刈り入れ時の里山の風景を満喫しました。
読売カントリーの坂から養老清澄ラインに復帰して、一路養老渓谷へ。本日は長狭街道を保田まで走る予定なので、足を温存しようかと思いましたが・・・やはりガッツリと老川十字路から麻綿原に登る事に。先週のリベンジです。
しかし、先週よりも多少マシなものの、最初の劇坂が終る手前で心臓が限界に達して足付き。その後の2か所の長めの急斜面で腿の前側の筋肉が攣って「押し」が入ります。そお後は、足が攣らない様にダマシダマシですが、足付無しで麻綿原の到着。後半は先週よりマシな走りだったかな。まあ、気温と湿度が高いので、どうしても痙攣が出やすい。
頂上の天拝園では彼岸花が見頃。ジャコウアゲハが蜜を吸いに来ていましたが、オスの求愛にも関わらずメスは蜜に夢中。虫も人も、行動パターンは一緒。
下りは、林道天津線で安房天津に一気に下ります・・・って、固定だから時速30km/hを超えない様に慎重に下ります。それでもペダルは強制的に高速回転を続けるので、足と頭がもうヘトヘト。下りが一番疲れるって・・・固定ギアって何と不合理な乗り物なのでしょう。天津まで下り切った所で、自転車から降りて路肩にヘタリ込みました・・・。
■ 道の駅「保田小学校」は素晴らしいアイデアがイッパイ ■
鴨川でコンビニ昼休憩。600kmブルベの人達と一緒になりました。600kmを仮眠だけで走り通すって、私には無理!!
さて、ここからは内房の保田に向けて長狭街道で房総半島を横断します。鴨川からゆるやかに登りが始まり、標高150m程の横根峠を超えます。標高は大した事ない峠ですが、長い緩やかな登りで脚を使った後に斜度が増すので、結構キツく感じ峠です。
まあ、固定ギアなので結構良いペースで登れるのですが、問題は下り。本来はペダルを止めて楽して降りれる下り坂が、強制高速ペダリングの地獄と化します。あっと言う間にふくらはぎが攣って路肩に停車する事、数度・・・・。不合理だ・・・・。
長狭街道も終わりに近い保田の町中で「道の駅・保田小学校」なる看板を発見。「こんな所に道の駅ってあったっけ???」と思いながらもトイレ休憩に寄ります。
なんと、昨年12月にオープンしたばかりの「保田小学校」、廃坑になった小学校を改築して道の駅として利用しています。鉄筋コンクリートの校舎の外側を鉄骨の外装で覆ったもので、なかなかオシャレ。二宮金次郎も健在。ハチマキを巻いてやる気アピール充分。
鉄筋コンクリートの校舎はそのまま使い、その外側に鉄骨の雨よけを付けた様な構造ですが、低予算でなかなかの見栄え。
やはり「学校の校舎」は郷愁を誘います。訪れた人達、特に若い方達が喜んでいます。さらには、地元でこの学校に通った方々も、廃校になっても思い出の校舎が残っているので保存建築の一つの在り方として大変興味深い。
後者の2Fの外側には、多目的スペースが新設されており、地域の交流スペースとなっています。
体育館を利用した即売所は解放感があって、他の道の駅とは一線を画します。
さらには、ノスタルジーを刺激する保田小学校オリジナルブランドの数々。
何と、お風呂と宿泊施設も備えています。お風呂は一般500円ですが、地元の人は安く入いる事が出来ます。これも地域交流が目的でしょう。
宿泊は大人素泊まりが4000円。教室の中に畳ベットが設置されたシンプルな造りだそうです。なんだか、学校で合宿しているみたいで大勢で泊まったら楽しそう。
校門も保存してあります。校庭は駐車スペースと庭園として利用されていました。「保田小学校」、☆☆☆☆デス!!
■ 保田の町は秋祭りの真っ最中 ■
保田の町中は、各神社に大幟が立てられ秋祭の真っ最中。
国道脇でこんな屋台を発見。何と、担ぎ屋台。道の狭い房総地域では屋台を担ぐ風習が残っていますが、鴨川の八雲神社の担ぎ屋台が有名。ここ、保田にも担ぎ屋台が在る様ですが・・・
実はこの屋台の最大の特徴は杉の木を載せている事。「大杉様屋台」と呼ばれる様ですが、私にはどうしてもクリスマスツリーに見えてしまう・・。
この大杉様屋台、実は台車も付いていて、街中は綱で引いて練り歩きます。しかし、保田神社の境内では、杉を載せたまま大勢で担ぐ様で、その映像がYoutubeに在りました。
・・・ちょっとシュールです。
本当は祭り見物をしていきたかったのですが、本日のメインディッシュはこの後直ぐ・・・。
(続く)