人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

セカンドインパクト・・・ドイツ銀行を憑代に

2016-09-19 11:07:00 | 時事/金融危機
 


エヴァンゲリオンより


冬月    ゼーレの連中、今度はドイチェバンクを憑代に セカンドインパクトを起こそうというのか・・。

ゲンドウ  連中も焦っているいるのさ。






■ ドイチェバンク危機 ■


http://jp.reuters.com/article/deutsche-bank-in-trouble-idJPKCN11M2GY
ロイターより

「米司法省の140億ドル和解提案、ドイツ銀行が争う姿勢」 

[フランクフルト 16日 ロイター] - 過去のモーゲージ担保証券(MBS)の不適切販売をめぐり、米司法省が140億ドルで和解を提案した件で、ドイツ銀行(DBKGn.DE)は争う姿勢を示した。

ドイツ銀行は最大30億ユーロ(34億ドル)の提案を想定していたが、大きく上回る額が示された。資本比率を維持するため、投資家からの新たな資金調達や、資産売却が必要となる可能性も指摘されている。

ドイツ銀行は声明で「提案された額付近で和解するつもりはない。交渉は始まったばかりだ。他の銀行はこれよりも相当低い金額で和解しており、それに近い水準で決着するはず」との認識を示した。

独財務省は、ドイツ銀行の不適切販売問題について、公正な結果に落ち着くと見込んでいるとの見解を示した。




ドイツのGDPの20倍という巨額がデリバティブ残高を抱え、経営危機が囁かれるドイチェバンク(ドイツ銀行・ロスチャ系民間銀行です)。今度はアメリカ司法省から、MBSを巡るリーマンショック前の不正で、1兆4千億円もの罰金を突き付けられました。

これを材料に、ヨーロッパの株式市場はイタリアやポルトガルの銀行株の下落など混乱しています。

日本やヨーロッパは際限無いマイナス金利の無間地獄に落ちようとしていますが、一方で銀行間の調達金利はジリジリと上昇し始めています。


■ 低金利によって巨大なバブルを生み出し、そして破壊する中央銀行 ■


陰謀論者の私は現在の中央銀行制度は「インパクト」を引き起こす為の装置だと考えています。

信用通貨制度の根本的な問題は次の通りです

① 金利の低水準が続くと、債務が生産力を上回って拡大する
② 債務が限度を超えて拡大すると「利払い」が生産や賃金などの投資を抑制する
③ 「利払い」によって生産が抑制され景気が低迷する
④ 景気低迷によって金利がさらに下がり、債務拡大が継続する
⑤ 中央銀行の利上げによって、過剰債務の借り換えが不可能になりクラッシュが起こる

普通に考えれば「中央銀行が意図してバブル崩壊を引き起こす」などは世迷事です。しかし、その効果を考えた場合、「誰得」の理論では、中央銀行がバブル崩壊を仕掛ける動機には十分なものがあります

① 低金利が新興国への活発な投資を促す
② 新興国で土着企業が成長し、経済が拡大する
③ 世界的バブル崩壊によって、新興国の株式市場が暴落する
④ 株価が底値の時に、世界の経営者達が新興国の企業の株式を独占する

これ、日本のバブル崩壊で起きた事で、アジア通貨危機でも韓国企業などは株式からGSなど欧米の投資家に支配されました。


先進国の経済成長力が低下した現在、世界の経営者達は、リーマンショック以降、新興国でバブルを膨らめて来ました。その収穫祭がそろそろ始まるのでしょう。


今年の後半から、金利が不自然な動きをし始めると妄想していますが、金融緩和で金利は低下し過ぎています。これが正常化しようとする時、セカンドインパクトが始まるのデス!!

地下水の安全性も確認された?・・・青果棟の水質検査で明らかになった事

2016-09-19 09:57:00 | 分類なし
 

■ 豊洲は地下水までも完璧に浄化されていた ■

豊洲新市長の青果棟の「溜り水」を共産党が分析した結果、「ごく微量のヒ素」が検出されたとしてニュースは盛り上がっています。

ところで、検出されたヒ素の量がどの位かと言えば・・・

六甲のおいしい水・・・0.004mg
ボルビック・・・0.009mg
豊洲市場地下・・・0.004mg

という事で、皆さんがお金を出して買っているミネラルウォーター以下のレベル。ヒ素は天然に存在する元素で、土壌中にも微量に存在しています。ヒジキなどの海藻類にも含まれています。ヒ素は大量に摂取すると猛毒ですが、極微量のヒ素は身体にとって必須の元素です。

青果棟の地下は砕石層が露出していましたが、そこに水が溜まると言う事は地下水位がAP/+1.8mを超えている可能性が高い。地下の水は8月の台風の後に出現した様ですが、揚水ポンプシステムの稼働が11月ですから、大雨によって地下水位が上昇した可能性が非常に高い。

私は青果棟の「溜り水」にベンゼンやシアン化合物などヤバイ物質が検出されると予想していましたが、意外にも「溜り水」はキレイだった。

■ 地下水の浄化も同時に行っていた ■



上の図は豊洲で実施された地下水浄化工事と同様の概念図ですが、豊洲ではAP.+2.0m以下の滞水層の地下水を揚水して浄化し、キレイな水を再び地中に注入する「地下水浄化工事」が行われていたそうでです。これ、洗濯機のススギみたいなもので、帯水層を丸ごと「すすぎ洗い」しています。

この結果、豊洲の地下水の汚染レベルは環境基準以下を目標に低下していますが、さらに11月から稼働する地下水モニタリングシステムと浄化システムによって、仮に汚染が再発しても順次浄化する手段が取られています。

青果棟の「溜り水」がキレイだった事で、図らずも共産党は豊洲の地下水の浄化がほぼ完ぺきに施工されていた事を証明したとも言えます。

■ 問題の本質は「過剰な安全性に要求に過剰に応えた事によるコストアップ」 ■

① 共産党や市民団体が「絶対の安全性」を求める
② 国が定める土壌汚染対策法より相当厳格なハードルを都や「委員会」が設定する

③ 地下水位直上のAP.+2.0mまでの土壌を除染する事を都が決める
④ さらに4.5mの盛土をする事で、仮にベンゼンが地下水から気化しても土壌中に封じ込め
  分解する安全策を都が提案する
⑤ 「専門委員会」は4.5mの盛土の科学的根拠は無いとしならがも、これを認める
⑥ 「科学的根拠」とは、「4.5mもの盛土が必要なのか」に対する答えであったが、
  「過剰安全性」が確保されているので、あえて都の案に反対しなかった。

⑦ 「専門委員会」は建物地下にピットや貯水槽などの地下施設が在る事は当然承知して
  いた。(これを知らなければ素人以下です)
⑧ 「専門委員会」が指摘した地下施設の危険性は、駐車場など人が立ち入る「地下施設」
⑨ 小池知事が地下ピットの問題を大きくしたので、「地下に空間を作るなど知らない」
  と「トボケ」て見せた。(これ、結構重大な問題で、陰謀論者の私は「共謀」という
  言葉が頭に浮かびます)

⑧ 「技術委員会」では地下空間の提案が一回は却下される
⑨ 都は、万が一、汚染が再発した場合に対処する為の空間を確保する名目で「地下空間」
  の案を進行させる
⑩ 「技術委員会」の第八回会合の資料では,次の様に書かれている。

○ 豊洲新市場予定地における土壌汚染対策は、土壌について環境基準を超える汚染物質を
除去し、地下水についても環境基準以下に浄化していくといった、安全を確保する上で万
全な内容となっている。
一方、国では、土壌汚染対策法改正に向け、検討が進められているが、新市場予定地が
同法の対象となり、土壌が汚染されている土地である指定区域に指定されたとしても、土
壌や地下水の汚染物質を除去、浄化した後、地下水質のモニタリングを行うとともに、万
が一、地下水中から環境基準を超える汚染物質が検出された場合には、汚染地下水の浄化
が可能となるよう、建物下にこれらの作業空間を確保するなどの措置を講じていくことで、
指定区域の解除が可能と考えている。


http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/gijutsu/siryo/8-8.pdf

⑪ 少なくとも「技術委員会」の第八回会合以降は「地下空間」が在る事は前提だった
⑫ 「技術委員会」における盛土の完了報告資料でも、建物の場所のレベルはA+.+2.0m
⑬ 「技術委員会」のメンバーは地下空間を事前に知らされており、これに異を唱えていない
⑭ 「地下空間」発覚後、技術委員会のメンバーもコレを知らなかったと「シラ」を切った。

⑮ 都の幹部が地下空間は「汚染が再発した際の工事に備えた」と説明
⑯ 「地下水の浄化工事」「土壌の浄化工事」「揚水浄化システム」で地盤・地下水側の
  除染・安全対策は十分以上である。
⑰ 建物地下を空洞にする案は、土壌搬入や土壌除染の工程を考えると、コスト削減になる
⑱ 一方で、地下空間を重機が搬入出来る高さとする事で建築コストは高くなる
⑲ 多分、トータルでは建築コストはプラスとなるが、「万全の対策」が優先された?


まあ、こんな具合で、市民団体が要求する「完全な対策」の要求を満たすべく、都の職員は考えられる限り「最高」の仕事しした訳です。

その結果が「はね上がった建築コスト」です。民間では考えられない様な2重、3重の安全策が講じられています。

都が知られたく無い「不都合な事実」とは、「過剰な安全対策でお金が無駄に浪費された」事であって、決して「手抜き」では無い。

小池知事はここを追求すべきでしたが、庶民にとっては「盛土が無くて危険」と言った方が分かり易く、結果的に安全が確認されれば市場移転に問題は無く、むしろ「都職員と一部の議員の不正」を暴いたという実績が残ります。



まあ、ここら辺が今回の騒動に真相なのでは無いかと妄想を膨らめています。

石原元知事の判断は正しい・・・総盛土の愚

2016-09-16 04:00:00 | 時事/金融危機

■ 地下空間は石原元知事の指示だった? ■ 

東京新聞より引用
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016091502000132.html

<引用開始>

--前略--

専門家会議は〇七年五月、ベンゼンで土壌が汚染されていた豊洲市場の地下利用について「有害物質が建物内に入る恐れがあるため、地下施設は造らない方がいい」と指摘。〇八年五月十九日、土を入れ替えて盛り土にする方針を決定した。
 しかし、石原氏は〇八年五月三十日の都知事の定例会見で、海洋工学の専門家がインターネットで「もっと違う発想でものを考えたらどうだ」と述べていると紹介。土を全部さらった後、地下にコンクリートの箱を埋め込み「その上に市場としてのインフラを支える」との工法があると「担当の局長に言った」と説明していた。
 当時は、六百七十億円と見込まれた汚染対策費が一千億円を超えるとの見方も出ていた。石原氏は五月十六日の会見で「もっと費用のかからない、しかし効果の高い技術を模索したい」と説明。五月二十三日の会見では専門家会議の座長が「新しい方法論を試すにはリスクが高い」と述べたことについて、「その人の専門性というのはどんなものか分からない。いたずらに金かけることで済むものじゃない」と反論した。
 二カ月後の七月、専門家会議は敷地全体を盛り土にするよう都に提言した。都は翌月、工法を検討する別の有識者の「技術会議」を設置。その会議で、地下空間を設けて駐車場などに有効利用する公募案を候補の一つに選んだ。この公募案は委員の反対で不採用になったが、「浄化作業のため」とする都の別の提案で地下空間案が設計に反映された。土壌対策費は最終的に八百五十八億円となった。

--後略--

<引用終わり>


どうやら地下空間の採用された経緯が明らかになって来ました。

多くの方は上の様な報道を見て「悪いのは石原だ!!」と怒り心頭かと思います。しかし、建築業界に居る私にしてみれば、敷地全体を4.5mで盛土する方がナンセンスな話で、減額案として同等の安全性が確保される案を模索する事はプロジェクトとしては当然のプロセスだと思います。


■ 地下ピットの高さは最低でも2.0mは必要だろう ■



「専門委員会」は「有害物質が建物内に入る恐れがあるため地下施設は作らない方が良い」と提言しています。この為、都は地下に予定していた場内の作業用車両の駐車場を地上に移しています。

「専門委員会」の方々も素人では無いので建物の地下に「地下ピット」が必要な事位は理解していますから、「地下施設」とは「人が出入りできる空間」と解釈するのが妥当でしょう。当然、建屋の地下の盛土の量は地下ピット分薄くなる事は想定していたでしょうが、厚いコンクリートの床が被覆となるので、汚染物質が1Fフロアに漏出する事は無いと普通は判断します。

写真で見る限り、充分な耐震性を持たせた1Fの床を支える梁の高さは1m程度は在りそうです。写真で分かる様に、地下ピット内には配管類が沢山有ります。マンションなど地下ピットの高さが取れない建物では、配管を梁下に通せない場合が在ります。そこで梁に穴を予め開けておき、配管を梁に貫通させます。この穴を「ボイド」と呼びます。

ボイド「穴」を開けると梁の強度が下がりますから、事前に強度への影響を考慮してボイドの位置と穴を決める事が重要になりますが、建築現場では工事の過程でボイドの数が足りなくなったり、或いは、設計と違う配管ルートが出てきて追加のボイドを開ける事が有ります。その都度、強度的な検討をし、鉄筋を切らない位置をX線で探ったりします。

ただ、地下ピットの高さが十分に確保出来る場合は配管類を梁の下に設置します。ワザワザ梁の強度を下げてボイドを設置する必要も無くなり、さらに、配管類のレイアウトの自由度も、その変更の自由度も格段に向上するからです。上の写真で見る限り、豊洲市場の建屋の地下配管類は梁を回避して梁下で取りまわされています。これは合理的です。

さらに、排水などの配管は、水が自然に流れる様に「勾配」を持って設置されます。市場の様な大きな建物では、排水パイプの取り回しの距離も長くなるので、「水勾配」を付ける為の高低差も当然大きくなります。排水パイプが梁下ギリギリに設置されていないのは、「水勾配」が付いている影響です。

さらに様々な配管が交錯するので、をれを立体的に交差させる為に、配管や配線は梁下より下がって設置されます。

こうして考えると、梁の高さ1.0m程度と、少なくとも0.5mの梁下の配管スペースが必要になり、その下を人が通る様にする為には、地下ピットの高さは最低でも2.0mは必要になるでしょう。

これが人が普通に立って歩ける高さにする為には、3.0mが必要。そう考えると建物下の盛土の厚さは1.5m~2.5mという事になります。

■ もし仮に建屋の下も4.5mの盛土をしたら建物が地下ピット分高くなる ■

今になって「専門委員会」の先生や「技術委員会」の先生が、「建物の下にも4.5mの盛土が必要だ」と発言していますが、そうなると豊洲市場の建物は少なくとも現在よりも地下ピット分、高さが高くなり、1Fのフロアーレベルも現在より地下ピット分、少なくとも2.0m高くなってしまいます。

様々な大型、小型車両やフォークリフトが行きかう市場周辺ですが、そこがスロープになると大変不便です。なるべく建屋の周囲に平坦な場所を確保する為には、建屋周辺も2.0mに近い盛土がさらに必要になります。これはナンセンスです。


■ 盛土用土の量を減らし、工期を短縮するには地下は空洞の方が合理的 ■

「豊洲の盛土は外から持ち込まれた」と思っている方も多いかと思いますが、実は汚染土を浄化して利用しているものも多い。

「技術委員会」はこの浄化方法を検討する会議です。彼らが決めたのは次の内容です

1) ベンゼンだけに汚染された土壌は、バクテリアにベンゼンを分解させる
2) ベンゼンとシアン化化合物に汚染された土壌は高音で土よ焼く
3) 重金属で汚染された土は、水で洗浄する

などなど・・

あれだけ広大な敷地を2.0m掘り返し、その土全てを適当な除染作業をするのですから大変な作業量と工期を必要とします。さらに敷地全域をさらに外部から持ち込んだ盛土で2.0m被覆するとコストも膨らみます。

そこで、建物の地下を空洞とすると、コストと工期の大幅な短縮が出来ます。


1) 建物の場所の掘削を優先して行う
2) 建物地下の土壌をap.+2.0まで除いたら、下の地盤の液状化対策と基礎工事を開始
3) 建物部分の土壌は除染処理をして、建物以外の敷地の盛土に利用する

建物地下を空洞とする事で、工期も盛土の費用も大幅に短縮出来ます。これは現場から見れば合理的な方法です。

唯一の問題は「専門家委員会」が「地下空間の利用は好ましく無い」としている点ですが、地下ピットはいつも人が居る訳では無いので、問題は無いはずです。仮にベンゼンなどが充満しても、喚起装置を付、排気を活性炭などでフィルタリングすれば良い。簡単な装置で実現可能です。

■ 「技術委員会」も建物下に盛土が無い事は知っていた ■



上の図面は「第18回・技術会議」に提出された「土壌汚染対策工事完了状況のまとめ」と題された資料です。

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/siryou/gijutsu_siryou/#kaigi16

上記ページの第18回の会議の添付資料で確認できます。

この会議において「技術会議」のメンバーは建屋の敷地のレベルがAP.+2.0となっている事に誰も質問をしていません。(AP.+2.0とは盛土が無く、砕石層のレベル)

「技術会議」のメンバーは当然、現場の竣工確認もしているでしょうから、建屋の場所にぽっかりと穴が開いている事を見逃すはずが無い。

「我々は知らされていなかった」と怒って見せた技術会議のメンバーは当然、建屋の下に盛土がされない事を承知していたのです。彼らは嘘を付いていたのか、あるいは目が節穴で、図面の数値も現場の穴も見えなかったのか・・・後者とは考え難い。

■ アホらしい・・・揚水システム稼働前の盛土工事 ■

問題は青果棟地下の砕石層の上の水ですが、これは雨水だとしても、砕石層の下の地下水と水の循環が起きている可能性が有ります。

どうして水が溜まっているかと言えば・・・引き渡し以降に台風などで大量の雨が降ったから。本来なら揚水システムが地下水位をAP+.1.8mに管理するハズですが・・何と、揚水システムが稼働するのは開場に合わせた11月から。

http://ebagency.jp/blog/?p=4655

これ程バカらしい事は有りません。豊洲の盛土は砕石層によって地下水と遮断されているはずですが、実は11月までは雨で地下水面が上昇する度に、除染したはずの盛土の下部は地下水面に接していたのです。そこから毛管現象で盛土の上の方まで地下水は上昇して来ます。

せっかく苦労して除染した土壌は、揚水システムが稼働するまで、再び汚染されていた可能性が高いのです。これは、過剰な安全性を求めた「専門委員会」が砕石層のレベルをAP.+2.0と不必要に低い位置に設置してしまった結果に起きた事です。これをAP.+1.0程度にしておけば、多少の地下水位の上昇で盛土は地下水に触れる事は無かったかと・・・。

本来ならば、土の下で分からなかった事ですが、青果棟の地下が砕石剥き出しだった為にバレテしまった・・・。これ、共産党のお手柄と言うか・・・。

仮に青果棟の地下の水に汚染が見られた場合は、敷地全体の盛土が汚染だれている可能性が有り、ボーリング調査でそれが確認されたら、それこそ豊洲移転は延期されかも知れません。

共産党の都議達は、パンドラの箱を開けてしまったのかも知れません。

■ 小池知事の筋書通りに行くかどうか・・・ ■

小池知事とその周辺は、石原知事の指示で地下の箱構造が進められた事を事前に知っていたは可能性が有ります。要は勝算があってケンカを仕掛けた・・。

情報開示が的確にされていれば、コスト削減として都民の理解も得られたであろう計画変更ですが、環境派の抵抗を恐れてディスクロージャーを怠った為に大問題になってしまいました。

これによって、小池知事は都政を牛耳って来た一部勢力を「粛清」する事に成功すると同時に、東京都の官僚達に「私に逆らったらどうなるか」という強烈なトラウマを残す事に成功しています。これで東京都の官僚達も小池氏に逆らう事が出来なくなりました。

ここまでの筋書を誰が書いたのか・・・小泉元首相の飯島秘書官の様なキレ者が付いているのでしょう。

これで、青果棟の水に問題が無ければ、「安全宣言」を出して11月豊洲移転が実施され、小池氏の大勝利。

しかし、もし青果棟の水に汚染が検出されたら・・・そして敷地全体の汚染が問題視される様になったら、小池氏は爆弾の導火線に火を着けてしまった事になりそうです。

■ 小池氏の本当の狙いは「東京特区」 ■

先日、小池知事と竹中平蔵氏らが、内閣府地方創生推進局「国家戦略特区シンポジウム」なるものに出席されていた様です。

http://hashimotostation.blog.fc2.com/blog-entry-3166.html

私は元々小池知事と、彼女を担ぎ上げた勢力の狙いは「東京特区」にあると考えています。豊洲問題で東京都の官僚の首根っこをしっかり押さえ、今後は様々な改革を実施して行く事でしょう。本当にケンカのやり方が上手い。(これはシナリオを描いている誰かがキレ者なのですが)

小池劇場・・・三文芝居は庶民に受ける

私個人としては「東京の特区化」は「都市国家の戦いの時代」には不可欠と考えるので、反対ではありません。ただ、都民が「小池劇場」に踊らされて、知らず知らずの内に東京が特区かされる事に悲しさを覚えています。

ただ、民主主義は「衆愚主義」ですから、まともに民主主義を実行していたのでは、改革など出来ません。既得権は富裕層のみならず、貧困層にもあるからです。選挙民は決して既得権を手放さず、さらなる権利を要求します。

東京が世界でも魅力ある都市で在り続ける為に・・・規制改革は不可欠ですが、それで誰もがハッピーになれる訳ではありません。個人の努力と能力無くして幸せはやって来ないのは、世の理です。

・・・尤も、誰が一番得をするかと言えば、海の向こうの方々なのでしょうが・・・。

ゼロリスクの要求がリスクを高める・・・4.5mまでの掘削

2016-09-14 03:17:00 | 時事/金融危機
 

■ 「盛土無し」の経緯が見えて来た ■

盛り土無しの決定経緯が何となく明らかになって来ました。

1) 2008年07月の「専門家会議」が「4.5mの全面盛土」を提言

2) 2008年11月5日の「技術者会議」で都が「建物下空洞案」を提案の一つに上げる
   http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/gijutsu/siryo/6-5.pdf

3) 2008年12月25日の「技術者会議」で「建物下空洞案」は検討から外れる
   http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/gijutsu/siryo/09kaigiroku.pdf

「技術者会議」が「建物下空洞案(第5案)」を破棄した理由は、「費用対効果」が十分に検討されていなかったからの様です。

ところが、実際の設計図は2013年の時点で建物の下に4.5mの空洞が在ります。

今回の一連の騒動のキーポイントは、「技術者会議」で採用されなかった「建物下空洞案」を誰が採用し、そして、どうして報告がされていなかったのかに絞られます。

■ より高い安全性を求めた結果の判断 ■

匿名の都幹部の話がネットに上がっています。

「建物下に高さ4.5mの空洞を残したのは、もし問題が発生した場合にブルドーザーを入れる高さを確保する為・・・」


地下水は砕石層でブロックされるので、その上をコンクリートの密閉空間で蓋をする構造は、単なる盛土よりも遮蔽性が高く、万一、砕石層を超えて地下水が上昇しても、盛土の毛管現象で地下水が地上レベルまで上昇する危険も無くなります。

都の職員と設計会社、ゼネコンは、さらなる万全を期す為に、建物下に盛土が無い方が合理的で安全と判断したのでしょう。さらには・・・もし将来的に問題が生じた場合に、盛土をしてしまうとそれを除去してから対策に当る必要が有り、むしろ盛土は邪魔になると判断した様です。

■ 将来的に利用価値の在る地下空間 ■

これだけ広い地下空間ですから、将来的にベンゼンなどの揮発性ガスの濃度が環境基準以下であれば、駐車場や災害備蓄基地への転用の可能です。

堅牢な箱状の地下空間ですから、東京直下型地震の際の緊急避難所としての利用も可能かも知れません。

優秀な都の職員ですから、この空間の有用性は十分に認識しているはずです。

■ 安全性を求める為の4.5mの掘削、汚染度除去が仇になる? ■

私の素人判断で恐縮ですが、今回に一連の騒動の元凶は「専門家会議」が提唱した「4.5mの盛土」にあると考えています。

1) 都民の不安を払拭する為には法律が要求する50cmの盛土では足りない
2) いっそうの事、地下水レベルのすぐ上のAP.+2.0まで汚染度を取り除こう
3) その上に4.5mの盛土をする為には砕石層はAP.+2.0に設置しなければならない
4) 4.5mも盛土をすれば、流石にベンゼンやシアン化ガスも地上には出て来れないだろう

これが全ての不合理の元凶です

1) 砕石層がAP.+2.0という低い位置に在る為にAP.+1.8の地下水面とのクリアランスが少ない
2) 少しの豪雨でも、地下水面が上昇すると砕石層に達する危険性が高まる
3) 地下水面をAP.+1.8で安定させる為に多数の揚水井戸とポンプを必要とする

結局、砕石層を低い位置に設定した事で、汚染土壌の処理量も、盛土の量も、さらにポンプ設備の能力も不必要に高める必要が生じる一方で、大雨によって地下水面が砕石層を超える危険性を高めています。

さらには、建屋地下に高さ4.5mという不必要に高い空洞を生み出す元凶にもなっています。

■ 青果棟の地下の水溜り・・・これ、地下水面の上昇では無いのか? ■

気になるのは青果棟の地下の水溜りです。床がコンクリートで固めらた他の棟は、雨水の可能性が有りますが、流石に砕石層となると、本来排水性が高いはずなので、その下に在るはずの地下水面の上昇が疑われます・・・・。

もしこれが大雨によって一時的に地下水面が上昇した物であるならば、AP.+2.0という深さの砕石層の設定自体が、ポンプの排水能力に対して低すぎた事になります。

もし、仮にこの用な事態が生じているならば、豊洲市場の盛土による汚染地下水の封じ込めは機能していない事になり、それこそ豊洲移転自体が白紙撤回になる可能性もあります。

■ ゼロリスクを求める余りリスクを拡大する愚 ■

多分、土木の専門家の中には、砕石層の設定深さが深すぎる事に気付いた人も多いかと思います。しかし、その方が汚染土の除去で儲かり、盛土の量が増えて儲かり、ポンプ設備の量が増えて儲かります。

業界は儲かる方が嬉しいので、誰もこの「非合理性」を指摘しなかったのでは無いか。(飲みながら話題にする事はあっても・・)

同様に建物地下が巨大空洞にされている理由も、トラブルが生じた際の対策という、将来的なリスクを減らす為の選択です。当然、打設するコンクリートも若干増え、構造も太くなるのでコストアップに繋がります。

こうして、「安全」や「万全」を求めた結果、豊洲市場の建設コストは民間工事に比べて膨らんで行きます。

民間ならば、絶えず「費用対効果」が意識されますが、公共事業では「安全」や「万全」が優先されます。

■ 何故か耐荷重が700kgしか無い1Fの床 ■

一方で、間口が狭いだとか、床の耐荷重が700kg/㎡しか無く、フォークリフトの運用や大型冷蔵庫の設置に問題が在るなど、建物の設計スペック事態に根本的な問題を抱えているのは不思議です。

ただ、TVに頻繁に登場する専門家が、「1F床下が空洞だから耐荷重が低い」と指摘している点は笑止千万。

普通の建物でも地下ピットが在るのですから、荷重は全て1F床スラブが支えるのは当然です。軟弱な盛土では荷重は支えられません。


まあ、いずれにせよ、問題噴出の豊洲移転ですが、青果棟の地下の水溜りの水の検査結果如何によっては、小池知事が予想だにしなかった最悪の結果を招くかも知れません。


まあ、そうなったらコミケ会場にすればいいか・・・・。ブースも適当に仕切られているし。


本日も素人考えの妄想を垂れ流してしまいました。頑張れ!!都の職員!!

ジオフロント陥落・・・東京に使徒現る

2016-09-13 18:52:00 | 時事/金融危機
 

冬月     こんなに早く見つかるとはな・・

ゲンドウ   なに、いずれは見つかっていたさ。

冬月     都庁に潜り込ませた政府の犬は何か言ってきたか?



オペレーター 連絡来ました!!パターン青、使徒です


(BGM)  ダーン、ダーン、ダーン・・・!!



冬月     やはりな



リツコ    これよりオペレーション・モリドに移行します

オペレーター モリド発令!総員ただちに戦闘配置



ミサト    リツコ、ごめん!!

リツコ    遅いわよ。どうしたの?

ミサト    ちょっちねぇーー




冬月     犬からその後なにか言って来たか?

ミサト    !? 加持くん!!

オペレーター 緑と白とだけ・・・



ミサト    これより使徒を敵性と認定。以後、「オシロイ」と呼称します。

       総員第一種戦闘配備。エヴァ零号機、初号機は待機、

       二号機は遠距離からの攻撃に備えて!!、アスカ、頼んだわよ!!

アスカ    こんなの私一人で十分よ。エコヒイキとバカシンジの出る幕なんて無いんだから!!

オペレーター エヴァ2号機、出ます。


オペレター  オシロイからの攻撃第一波来ます。「粛正」です!!!


地響きがオペレーションルームにまで伝わる。非常照明に切り替わる。



オペレーター  地上部の損傷甚大。地下ピットが顕わになっています。


冬月     まずいな・・・

ゲンドウ   ここは頼む。



ミサト    アスカ! 大丈夫!!

アスカ    イタたた・・・。油断した。オシロイ、少しはやるじゃない。

ミサト    行ける?

アスカ    任せて!!一人で十分よ。



シンジ    「粛清」なんて聞いていないよ。父さんがやれっていったから・・・・

レイ     碇君。落ちついて。「粛清」じゃなくて「粛正」よ。

シンジ    どっちだって一緒だよ。相手は使徒なんだよ!!

レイ     違うわ。「粛正」は襟を正す事。「粛清」はパージされる事よ。



アスカ    何バカな事言ってんのよバカシンジ。日本語なんて皆な一緒よ。メンドクサイ。

       要はヤッツケレばいいのよ!!

シンジ    アスカは気楽でいいよ。僕なんか父さんが怒るんだ!!



オペレーター 「粛清」第二波、来ます!! 到達まで後5秒。4、3、2・・・

リツコ    ここにも一人バカが居るわね・・・。



ドーーーーンン!!!



オペレーター 砕石層崩壊。ベンゼン濃度、危険域に達します!!

シンジ    ウワァーーー。このままじゃ皆んなやられちゃうよ。「粛清」されちゃうよ!!

レイ     碇君、落ち着いて!!「粛清」じゃないわ!

シンジ    ウワァーー、動け!! 動け!! 動け!! 動け!!!!!


ウォーーーーン!!


オペレター  エヴァ初号機、暴走しています!!




いかん!!妄想が暴走した・・・。
「粛正」があまりにツボだったので・・・。