帰ってきたハバネロ

昨日は千葉ウォーカーの取材で、クアトロの裏メニューを取り上げられた。クアトロ自慢の魚介を使った裏メニューという要望だったので、以前から裏に回していた「オマール海老のリングィネ／ピリ辛ソース」をご紹介。オマール海老一本を豪快に使ったもので２名様用のパスタになります。この雑誌は１月５日発売とのことです。発売されれば、「オマール海老のリングィネ／ピリ辛ソース」は裏なのか表なのか解らなくなるのでしょう。
しかし、まだまだクアトロには、裏メニューは多いのです。そのひとつにハバネロのアラビアータがあります。先日、このハバネロの魔力に魅せられたお客様がなんと大量のハバネロをクアトロに提供してくれました。早速、オイル漬けにしてハバネロ・オイルを仕込みました。
昨日も裏メニュー好きのお客様からハバネロのアラビアータのご注文が入りました。にわかに、クアトロは厳戒態勢に入りました。ハバネロの調理に関わった器具はすぐに徹底洗浄する態勢に、調理中の客席の換気の準備にも余念がありません。調理に入ると不幸にもクアトロの父は、ソテーパンの風下にまわってしまいました。咳き込んでおります。なおかつ、味見を担当させられ、床屋へ行ったばかりの頭髪の間から汗が浮いております。
以前、シェフはこのハバネロの調理の際、ハバネロにさわった手を二度も洗浄したにも関わらず、小用の際、シェフの一文に苦悩の時が訪れ、以来この厳戒態勢が引かれております。恐ろしやハバネロであります。それを、知ってか知らずか裏街道を今日もハバネロは生き続けております。