ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

夜霧よ今夜も有難う

2006年12月07日 | 映画の話

Photo_142 先日の取材では、結局シェフしか写真を撮られず、クアトロの父が床屋へ行ったのはムダに終わりました。シェフのお名前はどう書きますかと聞かれ、「裕次郎の裕ですといっても解らないですよね」と云うと、案の定キョトンとしている若い女性のライターでした。カメラマンはもう少し歳がいっており苦笑いをしていました。
僕は裕次郎のファンで、シェフの名前はその裕次郎の裕をいただきました。クアトロの父の若いころは、床屋へ行くと「裕次郎刈りにしてください」と云ったものです。裕次郎刈りのなれの果てが、今のクアトロの父の髪型です。
柏には昔、今のヨーカドーのところに「富士館」という映画館があり、ここで裕次郎や美空ひばりの映画を観たものです。冬は館内にダルマストーブが置いてあり、その回りには座席はなく、みんなで立ったままストーブに手をかざして映画を観ていたように記憶しています。子供だった、クアトロの父が裕次郎の映画が好きになったのは、実際は少し後になります。「富士館」ではもっぱらチャンバラから始まり、後に怪獣映画に夢中になっていました。
高校生の頃、テレビの深夜放送で裕次郎の映画を見直し、すっかりファンになった記憶があります。特に「夜霧よ今夜も有難う」は最高でした。覚え立てのブランデーをなめながらチョット不良になった気分で見ていたのが印象深い。今思えば、「カサブランカ」と「めぐり逢い」をドッキングさせた日活の得意とする洋画のコピー作品です。
シェフが写真撮りでポーズを取っていましたが、残念ながら裕次郎には程遠かったです。

※今日のクアトロ黒板メニュー
竹岡産スズキ、三重産コショウダイ、長崎産ヒゲダラ、山形産天然真鯛、鹿児島産イトヨリ、北海道産エゾメバル、岩手・広田湾産カキ
※おすすめパスタ
伊勢エビのトマトソース¥2,300、桜エビのスパゲッティ¥1,300

コメント
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