ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

バーバー

2006年12月04日 | 映画の話

Photo_139 明日は雑誌の取材がある。スタッフの写真を撮るとのことだった。シェフは自分ひとりだけ写れば良いと云っているが、役不足の心配があるので、クアトロの父も床屋へ行って明日に備えることにした。今、通っている床屋はとても安い。前に行っていた床屋の半額程度だ。やはり技術は落ちるのだろうが、そこはわたくしの素材の良さでカバーしている。しかし、特に安い理由は客に話しかけないことかもしれない。さっさとさばいて回転を上げるのが安くする否決だろう。とすると、前の床屋はトークでお金をとっていたのかもしれない。僕はあまり話しかけられるのが好きではないので、これはこれで良しとしている。
うちの奥さんは結婚する前は美容師だったので、しばらくは僕の頭もやってくれていた。数年すると愛情がさめたわけではないのだろうが、床屋へ行くように勧められた。しばらく床屋に行っていないと床屋での作法が解らずオドオドした。まず、髪を切って貰っている間中目を開けていた。後日、友達に話しをすると大笑いをされた。髪を切って貰っている間は目をつぶっている方が良いらしい。今日もちゃんと目をつぶって髪を切って貰った。
うつらうつらしながら、理容師が主役の映画を思い浮かべていた。やはり、「バーバー」と「大統領の理髪師」が面白かった。どちらも、平凡な人という象徴に理容師という職業が選ばれている。平凡な人が突拍子もない事件に巡り会い、人生が変わっていく物語だ。今日、僕の髪を切っているおじさんも平凡そうだけど、これからどんなドラマに向かって行くのだろうか。

コメント (3)
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