ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

サカナ・オブ・ザ・イヤー

2006年12月19日 | 魚の話

Photo_137 クアトロの売りは何と言っても魚だ。しかも、変わった魚ばかりが並ぶ。鮨屋は馴染みの魚、タイだのヒラメだのを常時揃えなくてはいけないが、クアトロは、そんな縛りはない。シェフが市場で見て旨そうなものを少量づつ買ってくる。特別、変わったものを選んでいる訳ではない。お客様も、クアトロで出会う新しい魚を楽しみにしてくれる方も増えた。記憶に残る物で、松皮鰈、本カワハギ、太刀魚、ヒゲダラ、朝釣りのスズキなど、白身の魚が多い。今日も馬頭鯛が入ったが、これが何とも旨い。馬面が父に似ているなどと云われ、憮然としながら味見をしたが、見た目より繊細で上品な味わいだ。新たな、今年の記憶に残る魚になりそうだ。“まとうだい”と読むが、的鯛と書くこともあるようだ。確かに的のような斑点がある。フランス料理でも高級魚として使うらしい。まだまだ、四季折々色々な美味しさの魚があるものです。これから、海が冷たくなると魚は脂が乗ってさらに美味しくなります。来年は早々、クアトロはカルパッチョで勝負します。乞うご期待。

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