ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ピッツァの食べ方

2011年06月27日 | 食の話

Photo 『シェンセー、考えてはいけんジャケ、美味しいものは黙って食べればヨカ』
クアトロで男はピッツァとはどうやって食べるのが正しいのか、考え込んでいた。
今この時代にあるピッツァはどういう歴史を歩んで来たのだろうか。
自分はピッツァの歴史にどうかかわるのだろうか。
ピッツァの本場ナポリでは、ピッツァを美味しく食べるにはピッツァ窯に近い所に座り、いかに焼きたてを食べるかが重要だと云う。
そうだ、クアトロなら狭い店だから、どの席でも良いだろう。
クアトロの父の動きがにぶいのは気になるが、テーブルに焼きたてのピッツァが置きやすいようにスペースを作っておこう。
ピッツァが運ばれ、速やかにカットされたら、ここからが勝負だ。
三角にカットされたピッツァをふたつに畳んで口に運ぶ。
ピッツァの歴史は、このふたつに畳んだ時に具が多すぎてだらりとたれさがるピッツァはダメだと警告している。
また手に持つ部分、ピッツァの耳の部分は生地本来の味が楽しめるように具が乗っていなくてカリッと焼けている方が良い。
小麦粉のデンプン由来の香ばしさと旨味、トロリと溶けたチーズの豊潤な乳脂肪の旨味、それらがバランスよく口の中で一体となり、ハーブの香りが鼻に抜ける。
クアトロのピッツァは男の期待に応えられるのだろうか。
『シェンセー、クアトロならば大丈夫ジャケ』
頭の中の誰かが、語りかける。

コメント
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