クアトロの父のこのところの朝の日課は、孫娘との散歩と、メダカの卵の観察だ。
今朝も孫娘の散歩で一汗かき、店に来てからはメダカの卵を老眼鏡をかけて観察。
まだメダカは孵化していなかった。
クアトロの父が朝の仕込みをしていると、クアトロのママが叫び声を上げる。
「メダカが生まれたわ!」
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ここで、クアトロからのコマーシャル
本日は、天然ブリがお勧めです。
この季節の天然ブリは身が締まっていて脂の乗った冬のブリとは違った美味しさがある。
カルパッチョ¥1000、グリル¥1700での販売。
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「メダカが生まれたわ!」
一匹目のメイちゃんはクアトロの父が見付けたので、今回第一発見者のクアトロのママは、特別に嬉しそうだ。
「そうか、それは良かった」
平静を保ちながらも、今回は第一発見者になれなかったクアトロの父の声に力はない。
「ジュンちゃんね」とクアトロのママ。
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ここで、クアトロからのコマーシャル
本日は、山形産岩ガキが入荷
真ガキとは違った味わい深い岩ガキはいかがでしょう。
山形庄内産の岩ガキは特別に美味しい
一ヶ(中)¥700(小)¥600での販売
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「ジュンちゃんね」とクアトロのママ。
と云うことになり、クアトロの父のもくろみの名前で両者は納得した。
しかし、その数時間後、さらに二匹のメダカの孵化が確認された。
「ジュンイチ、ジュンジ、ジュンゾウか」
迷走しつつ、喜びに沸くクアトロである。
※6月6日生まれだが、午前6時には生まれていなかったので、悪魔の子ではない。
額に“666”のアザがあるかどうかは確認出来ていない。