ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

野菜トマト・スパゲッティの食べ方

2011年06月28日 | パスタの話

Photo クアトロ自慢の季節野菜のスパゲッティが運ばれてくる。
たくさんの野菜がトマトソースに煮込まれたボリュームたっぷりのスパゲッティだ。
さて、10種類以上の野菜が入っているというが、嘘偽りがないかは食べ進みながら探ってみる。
フォークにスパゲッティを巻き付け、一緒に絡んできた野菜をアトランダムに食べていく。
一口大になっている野菜が順番に掘り出されていく。
ズッキーニ、インゲン、カボチャ、赤パブリカ、黄パプリカ、ニンジン、ホウレン草、オクラ、カブ、オニオン、・・・、大地の恵みをトマトソースの中から掘り出しているという表現が適切のように思えてくる。
ひとつとして煮崩れした野菜が無いのは素晴らしい。
このように食べ進んでいくと、野菜の名前を確認し、その数を数えることの無意味さを感じる。
そして気づくことがある。
野菜の美味しさもさることながら、そのそれぞれの野菜の旨味がトマトソースの中に渾然と一体となって調和していることだ。
控えめに加わっているパンチェッタ(生ベーコン)の脂がそれぞれの野菜の旨味を取りまとめているのだろうか。
スパゲッティにからめつつ食べるこのソースの味わいこそが、このスパゲッティの本質である。
素材の旨味が乳化したトマトソースの色あいは、明るいオレンジ色をしている。
食べ終わったお皿の底にも、キラキラ光るオレンジ色のソースを見て取れる。

コメント
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